姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

中学生の感想★自分を好きにならなくてもよいということばが心に残りました!

2016年01月27日 | 児童生徒向け講演

【2016年の記事】

 

   

 

 

  

先日おじゃました 中学校の生徒さんから 講演の感想が届きました。

県内のF中学校の学校保健委員会で 生徒さん向けに講演をさせていただきました。

講演テーマは  楽しい脳科学  ~自分の価値の見つけ方~

 

養護教諭の先生から

「学校を上げて、子どもたちの自己肯定感向上に取り組んでいる。

子どもたちが、自分の長所を見つけられないのがとても気になる。

長所を見つける方法を伝えてほしい」

というお話があり

45分という講演時間の中で シンプルにポイントがつかめるように 構成してみました。

(この構成作業が本当に楽しいですね。生みの苦しみもありますが・・・・(笑))

 

講演では、

①長所が見つからない3つの理由

②長所を見つけるための方法

について、

脳科学の理論に基づいてゲームや実験を通してお話ししました。

この講演の中で 私は次のような話をしました。

「たった13年、15年、生きただけの君たちが、自分の価値はこれくらいだと、きめてんじゃないよ。」

「自分のこと好きになることが 自己肯定感じゃないんだよ。自分のこと好きになる必要はない。

好きになれない自分もいてもいい。でもそんな自分もあってその丸ごとが自分なんだよ。

それが本当の自己肯定感」

 

この話が

単にきれいごとだったり 説教であったり 精神論であったり…・で終わらないために

 このことが、本当にそうだー!と、実感するための脳科学的な理論やクイズ、

実験を45分の講演に仕掛けとして、埋め込みました。

動画を使ったクイズや先生がたにご協力いただいた検証実験に

生徒さんたちが興味津々!

先生方の検証実験に喝采!

という楽しい雰囲気の中で 講演が進みました。

楽しく笑い、クイズに参加し、

でも、私が時折放つ 厳しいことばには

みんながシーンと前を向き 正面から受け止めている・・・

生徒さんが 本当に素晴らしかった! 感謝!!

 

    

 

以下は 生徒さんの感想です。許可を得て掲載させていただきました。

 

【生徒さんの感想】

◆自分の長所の見つけ方を 3 つ聞いて、自分には短所がたくさんあると思っていても、

その分長所がたくさんあり、その長所に気づいていない、また気づこうとしていないことがわかりました。

長所を探そうとすることが、大事なんだと思いました。  (1 年生男子)

 

◆自分の考え方、見方を変えることがとても大切だと感じました。

自分がこうじゃなきゃダメと思うのではなく、いろんな自分が存在してこそ

自分なんだということを大切にしたいです。 (1年生女子)

 

◆最近、入試も近くなって、自分の長所は何か考えることが増えてきました。

しかし、考えてみたら短所ばかりで少し困っていましたが、

桑原先生がわかりやく丁寧に教えてくれたので、長所の見つけ方がわかりました。

これから絶対活かしていきたいです。 (3年生男子)

 

◆ 他の人に言った言葉を脳はすべて「私」ととらえてしまうことを知りました。

良い言葉を言えば脳が反応し、筋肉がほぐれ、悪い言葉を言えば筋肉が固まってしまう。

私はこの話を聞いたとき、脳はとても単純で純粋だから、

たくさんよい言葉を言えば、自分がどんどんよい方向に行くのかなと思いました。(3年生女子)

 

◆桑原先生の「自分を好きにならなくていい。」という言葉がとても心に残りました。

自分の嫌なところ、良いところがあってこそ自分なんだ、嫌なところがあっていいんだと

思うことができました。前より自分を好きになれそうです。(3年生女子)

 

◆自分の思っていることや、人に言ったことに自分の脳が反応して、そのとおりになってしまうということが

一番印象に残りました。 (2年生男子)

 

◆人は嫌いな人の悪いところしか見ていないと聞いたとき、確かにそうだなと思いました。

また、自分の長所を探すときは、マイナスに考えているんだと思いました。

今日の話を聞いて自分の長所は何もないと決めつけているなと思いました。(2年生女子)

 

◆今まで、自分は長所がなく短所ばかりあると思っていたけれど、

短所でも場面によっては長所になることもあると聞いて、自分には長所はまあまああるなと思いました。

いい子ぶったりせずに、自分をさらけだし生活していこうと思いました。(1年生男子)

 

生徒さんは 講演の後、各クラスで 講演の内容をもとにディスカッションをされたそうです。

学校保健委員会を、保健部だけの取り組みとして終わることなく 

学校全体につないでいらっしゃる養護教諭の先生の実践も

素晴らしいなと思いました。

 

F中学校の皆さん ありがとうございました!!

 

 

 



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