ナナイロDiary

食いしん坊ピアノ弾き石川菜緒のブログ。
音楽の話を中心に日々の出来事を綴っていきます。
ワンコのことも。

3.11

2012年03月11日 15時09分00秒 | ピアノ・音楽
一年前の今日、アイルの散歩から帰って間もなく地震が起こりました。
その日の横浜は今日と同じように穏やかに晴れていたと思います。

私たちは一年という時間の区切りを節目として、いろいろ思うことはあるけれど、
被災された方々からしてみれば、一年経ってもまだまだ復興は進まず、まだまだ苦しまれてるのだと思います。

こういう節目のときだけでなく、これからも日々自分たちにできることを考えながら生きていかないと、です。

最近一番引っかかるのが、がれき処理の問題。
神奈川県でも受け入れを提案し、横須賀で説明会があったと報道で見ましたが、説明会に来ていた住民らから知事に向け帰れコール。

被災地復興を応援はするけど、がれきの受け入れはできないの?
放射能への不安、子供への影響・・
わかる気もするけど、被災地に固まる不安を他の地域が少しずつ負担して、不安を少しずつ分け合っちゃダメなんだろか。

日本のすべての知事が都知事のように「黙れ」と一喝してくれれば済むような気もするけど、、

そもそも強制的に各県でこれだけのがれきを処理すること、って国が命ぜられないのかな。
挙手制にしてるからいつまでたっても住民の反発を理由にして受け入れないんでしょう。
みんなが同じだけ負担するってなったら納得せざるを得ないんじゃ。

だってみんなで負担するほかに解決策はないんだから、そうするしかないじゃんね。
なんでこうなっちゃうんだろう。


糸井重里さんが「自分以外の他人も、それぞれが「自分」なんだ」ということを書いておられました。
当たり前のことなんだけれど、自分の都合でものを言うとき、人は他人も「自分」であることを見失ってるんじゃないかな。


とある、料理を仕事にしていた方が、震災後自分のやっていた神奈川のお店をたたんで、沖縄の奥地に家族で移住し、たまに雑誌などでその暮らしぶりが紹介されています。
移住したのは「子供に安全なものを食べさせたい」からだったそうですが・・

なんかこういうの見ると複雑な思いになるのは私だけでしょか。
人がどういう選択をしようと自由ですが、何か引っかかるものが残ります・・


なんにせよ、震災後あれだけ「一刻も早く」とばかり言いながら一年も経ってしまったわけです。
除染作業もまだ。がれき処理もまだ。挙句の果てに東電からの賠償金の一部に課税がかけられるという信じられない話を聞き、もう開いた口がふさがらない。

きっと今日テレビでは震災の特番がたくさん組まれるていることと思いますが、その間も
現在進行形で被災地の不安な生活は続いているわけですから、国は(国民も)もっと努力して行動に移していただきたい。


昨日テレビでアイスランドの地熱発電を紹介してたけど、すごい。
日本は火山がたくさんあるのに・・
いろいろ模索していっていただきたいものですね。

ちなみにうちはものすごい高台で、いつもすごい風を直に受けるので、我が家の小さな庭に風車をとりつけたらすごい発電量になるのではないかと妄想しています。

資金さえあれば、ソーラーパネルもつけたい。
太陽とも大変仲良しな家なのです。
市や県からの補助金もっと出してくれないだろか・・