中西小学校5年生の皆さんから、こんな手紙をいただきました。
12月5日に、中西小学校近くのヒノキ林で、森の健康診断と間伐体験をしたときの感想を送ってくれたのです。
この体験学習は、ひきみ田舎体験推進協議会が取り組む「食と地域の交流促進事業」の一環で、実は当初、10月に匹見に来てもらって行う予定でした。
ところが、予定していた日、予備日、そのまた予備日と荒天にたたられて、結局匹見開催を断念。
内容も、予定を大幅に簡略化して、地元中西で行うことになったのでした。
体験場所のヒノキ林は、中西地区振興センターのセンター長さんにお世話になり、地元の方に使用許可をいただきました。(ありがとうございました!)
まずは、森の健康診断のための教材を使って、この林が現在どんな状況なのか調査します。
(今回は時間があまりないので、みんなで要点だけ確認しました)
事前学習や、学習発表会に向けての森林学習などをしていたこともあってか、みんな、自分たちが何のために何をやってるのか、きちんと理解しながら進めたように思います。
調査の結果、木が育って林の中が暗くなり、もう少し木を伐って明るくした方がいいのではということに。
そこで、伐った方がいい木を選んで、空あけ(間伐)体験もしました。
倒す方向を決めて、ノコギリで受け口と追い口を入れていきます。
ヒノキはなかなか倒れにくく、最後は全員でロープを引っ張って倒しました。
倒した木にはみんながいっせいに群がり(!?)、お土産の輪切りができあがっていきます。
ヒノキのいい香りが、大好評でした。
最後、みんなで上を見上げると、そこにはポッカリ空が・・。
細めの木を1本伐っただけですが、ずいぶん明るくなったという感想でした。
今回の体験授業を通じて感じたことは、地元の森林に入ってする体験は、ふるさと教育を始めいろいろな科目に対応できる要素をもっているな、ということ。
田舎にとってはなんでもない資源が、これからますます大切な教材になっていくんじゃないでしょうか。
(経済課 T、写真提供:ひきみ田舎体験推進協議会)