ひきみ自慢

島根県益田市の匹見地域を、自然、くらし、観光、特産品、その他もろもろ紹介しながら、地元自慢するブログです。

40回目の産業文化祭

2012-12-28 | イベント

この秋にあったいろいろを、今さらですがさかのぼりつつ紹介していこうと思います。

11月23日には、毎年恒例の匹見町産業文化祭が開催されました。
今年は第40回の節目ということもあり、これまでと少し違ったこともやってみようと、何ヶ月か前から企画委員会、実行委員会を重ね、内容を練ってきました。

まずは、これまで屋内で行っていた文化講演会を駐車場のメインステージで。
開放的な場所でも集中が途切れないよう、ボードビリアンのやまけいじさんにお願いし、会場は笑いと音楽で盛り上がりました。(下の写真のうち)

続いて、匹見ゆかりの出演者によるステージ。

 
やまけいじさん                       匹見小学校 神楽クラブ

 
フォークダンスの会                    匹見中学校 太鼓グループ

 
HDC(広島ダンスカンパニー)             匹見中学校 総合文化部

 
Kindly Nest                        道川神楽社中

学校や地元のグループ、神楽社中に加え、HDCやKindly Nestなど匹見出身のメンバーがいるグループにも出演してもらいました。
ちょっとこれまでにない雰囲気になったように思います。

メイン会場ではテント村にたくさんの出店があり匹見の味を中心に楽しめましたし、匹見小学校会場では学校や文化グループの展示等でにぎわっていました。

そんななか、メイン会場の一角にたてられたテントにも、大勢の人だかりが。

こんなマスコットも出迎えてくれた「わさびを使った料理コンテスト」の試食審査会場です。
(ちなみに、上のキャラクターは料理出品者でもある匹見小学校の「わさびー」)

地元を中心に応募のあった17作品から書類選考で選ばれた10作品が並びました。
審査委員長をお願いした農林振興センターの生田さんが、くわしいようすを紹介してくださっていますのでご覧下さい。

大賑わいの厳正な審査の結果、最優秀賞に選ばれた作品がこれ!

土屋英明さんの「わさびの山(わさび風味ミルクプリン×わさびソース)」です。
土屋さんは今年、川崎市からIターンしてわさび生産者をめざしています。
ご本人の見かけはゴツイですが(失礼!)、どうです、この繊細な作品。
早速、パーティーの席に引き合いがあったようです。

ここから匹見の新しい産品が生まれるかもしれません。  (経済課 T)


中西小5年生と森林体験

2012-12-27 | 体験

中西小学校5年生の皆さんから、こんな手紙をいただきました。

12月5日に、中西小学校近くのヒノキ林で、森の健康診断と間伐体験をしたときの感想を送ってくれたのです。

この体験学習は、ひきみ田舎体験推進協議会が取り組む「食と地域の交流促進事業」の一環で、実は当初、10月に匹見に来てもらって行う予定でした。
ところが、予定していた日、予備日、そのまた予備日と荒天にたたられて、結局匹見開催を断念。
内容も、予定を大幅に簡略化して、地元中西で行うことになったのでした。

体験場所のヒノキ林は、中西地区振興センターのセンター長さんにお世話になり、地元の方に使用許可をいただきました。(ありがとうございました!)

まずは、森の健康診断のための教材を使って、この林が現在どんな状況なのか調査します。
(今回は時間があまりないので、みんなで要点だけ確認しました)
事前学習や、学習発表会に向けての森林学習などをしていたこともあってか、みんな、自分たちが何のために何をやってるのか、きちんと理解しながら進めたように思います。

調査の結果、木が育って林の中が暗くなり、もう少し木を伐って明るくした方がいいのではということに。
そこで、伐った方がいい木を選んで、空あけ(間伐)体験もしました。
倒す方向を決めて、ノコギリで受け口と追い口を入れていきます。
ヒノキはなかなか倒れにくく、最後は全員でロープを引っ張って倒しました。

 

倒した木にはみんながいっせいに群がり(!?)、お土産の輪切りができあがっていきます。
ヒノキのいい香りが、大好評でした。

最後、みんなで上を見上げると、そこにはポッカリ空が・・。
細めの木を1本伐っただけですが、ずいぶん明るくなったという感想でした。

今回の体験授業を通じて感じたことは、地元の森林に入ってする体験は、ふるさと教育を始めいろいろな科目に対応できる要素をもっているな、ということ。
田舎にとってはなんでもない資源が、これからますます大切な教材になっていくんじゃないでしょうか。
(経済課 T、写真提供:ひきみ田舎体験推進協議会)