ひきみ自慢

島根県益田市の匹見地域を、自然、くらし、観光、特産品、その他もろもろ紹介しながら、地元自慢するブログです。

石谷川で生きもの調査

2014-05-17 | 自然

「清流 高津川」という言葉もずいぶん定着してきたように思いますが、さてでは皆さん、高津川にはどんな生きものが棲んでるのか知ってますか?
 益田圏域を活動の場にしているNPO法人アンダンテ21では、今年度、益田地区広域市町村圏事務組合の委託を受け、高津川の生きものたちを調査してデジタル図鑑にまとめる事業に取り組んでいます。
その一環で、今日(17日)、支流である匹見川のさらに支流、石谷川で生きもの調査と撮影を行いました。
ねらいは、Odontobutis hikimiusという学名に「匹見」という言葉が入っている「イシドンコ」です。
匹見で採集された個体がもとになって、2002年に新種発見!となった魚です。

お天気もよく、川に入るには絶好の日です。

もちろん胴長は履いてます! 

調査方法は、いわゆるガサガサによる捕獲。
下流で構えた網に、石の下に潜んでる生きものを追い込みます。

確率的にはなかなか低い当たりでしたが、それでも魚が網に飛び込んだときのドキドキは気分がいい。

 

こちらはゴリとひとくくりで呼ばれる仲間の一種、オオヨシノボリです。

およそ1時間強で採れた生きものは、
イシドンコ、オオヨシノボリ、カワヨシノボリ、タカハヤ、
サワガニ、モクズガニ、スジエビ、カジカガエル、
カワゲラ、トビケラ、ヒラタカゲロウ、カワトンボ、コオニヤンマ、ヘビトンボなどの幼虫
といったところでした! 

採集後にはくわしい会員さんが解説。
他の会員も興味津々です。

最後に図鑑にまとめるための写真撮影。
これでまた数種類の掲載写真がゲットできました。
もちろん、撮影後は川へ放流です。

図鑑に載せていくのは生物的な解説だけでは物足りないので、地元での呼び方やエピソードなども加えたいとのこと。
匹見在住の元・川ガキの皆さま、 面白い図鑑になるよう何かしら協力していけたらいいですね。
(地域づくり推進課 T) 


匹見峡と美濃地屋敷がセットでお得!?

2014-05-08 | 観光

ゴールデンウィークが過ぎ、総合支所がある辺りの山はずいぶん緑が濃くなってきました。
でももう少しあの鮮やかな新緑を楽しみたいという方におすすめなのが、道川地区にある奥匹見峡です。
道川地区は標高が高いので、春の進み具合もゆっくり。
なかでも奥匹見峡は、遊歩道沿いに落葉広葉樹があふれ、新緑シャワーを存分に浴びることができます。

いちばん奥の大龍頭(三の滝)までおよそ40分。 
以前は秘境の名にふさわしい行程でしたが、遊歩道の改修工事が行われ歩きやすくなっています。
ぜひ一度訪れてみてください。

そのあとは、近くの美濃地屋敷に立ち寄ってみるのはどうでしょう。
とくに、今週末の5月10日(土)には春のイベントが行われます。

 

シシ鍋や山菜てんぷらなど美味しいものの販売に加え、希望者には昼食付きのわらび採り体験も用意されています。
今日の時点で、わらび採り体験にはまだ空きがあるとのことですよ。

風格ある古民家でゆったり過ごした後は、表匹見峡のドライブはいかがでしょう。
ただいまキシツツジが満開で川辺を彩っています。
川原に下りることができるところが何箇所かあるのも、表匹見峡の魅力です。

そして一日の締めはやっぱり温泉!
匹見峡温泉やすらぎの湯で汗を流し、最後まで匹見を満喫してください。
(地域づくり推進課 T)