「清流 高津川」という言葉もずいぶん定着してきたように思いますが、さてでは皆さん、高津川にはどんな生きものが棲んでるのか知ってますか?
益田圏域を活動の場にしているNPO法人アンダンテ21では、今年度、益田地区広域市町村圏事務組合の委託を受け、高津川の生きものたちを調査してデジタル図鑑にまとめる事業に取り組んでいます。
その一環で、今日(17日)、支流である匹見川のさらに支流、石谷川で生きもの調査と撮影を行いました。
ねらいは、Odontobutis hikimiusという学名に「匹見」という言葉が入っている「イシドンコ」です。
匹見で採集された個体がもとになって、2002年に新種発見!となった魚です。
お天気もよく、川に入るには絶好の日です。
もちろん胴長は履いてます!
調査方法は、いわゆるガサガサによる捕獲。
下流で構えた網に、石の下に潜んでる生きものを追い込みます。
確率的にはなかなか低い当たりでしたが、それでも魚が網に飛び込んだときのドキドキは気分がいい。
こちらはゴリとひとくくりで呼ばれる仲間の一種、オオヨシノボリです。
およそ1時間強で採れた生きものは、
イシドンコ、オオヨシノボリ、カワヨシノボリ、タカハヤ、
サワガニ、モクズガニ、スジエビ、カジカガエル、
カワゲラ、トビケラ、ヒラタカゲロウ、カワトンボ、コオニヤンマ、ヘビトンボなどの幼虫
といったところでした!
採集後にはくわしい会員さんが解説。
他の会員も興味津々です。
最後に図鑑にまとめるための写真撮影。
これでまた数種類の掲載写真がゲットできました。
もちろん、撮影後は川へ放流です。
図鑑に載せていくのは生物的な解説だけでは物足りないので、地元での呼び方やエピソードなども加えたいとのこと。
匹見在住の元・川ガキの皆さま、 面白い図鑑になるよう何かしら協力していけたらいいですね。
(地域づくり推進課 T)