ヤマノイモ(ヤマノイモ科)
見つけると、食べても食べなくても採りたくなるのがヤマノイモのむかご。たいてい手の届くちょっと先に一番大きいのがあって、採ってやろうとツルを引くとホロリと落ちて草に紛れてしまう。小さいころから何度くやしい思いをしたことか。
上の写真はアケビか何かのツルにからまったもの。下の写真は梅の枝にからんだものです。
自然薯(じねんじょ)と呼ばれる地中の芋は、毎年太るのかと思っていたら、地上部分を養うために縮んでいって、秋、また新しいイモができるそうです。地中の芋と、むかごと、花を咲かせて作るタネ(うちわを三枚くっつけたような実の中に入っています)と、三種類の方法で子孫繁栄を図るがめつい奴!
さて、集めたむかごをどうやって食べよう?実家で炊いたむかご御飯は不評でした。思いついて、すき焼きに入れてみました。
肉の間に もとい 糸こんにゃくとネギとエノキダケのあいだに不気味に見え隠れするどす黒いイモ。誰も手を出さないまますき焼き終了。
入れた責任で、ごちそうさましてから一個食べてみると・・・
「おいしい!」
うさんくさそうにしている息子と夫にも無理やり食べさせると
「これはおいしい!」
「お母さん、どこで採ってきたんや!?」
甘辛く味のついた皮をプチッと噛むと中は真っ白、むっちりモチモチのホクホクで里芋よりきめが細かい。息子は立て続けに口に放り込んでいました。ヤマノイモさん、来年もたくさんむかごを付けてね(*^_^*)
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