年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は29日、2015年度の公的年金積立金の運用損が5兆3098億円だったと発表した。中国が人民元を切り下げて世界的な株安となった「チャイナ・ショック」が影響し、株式に限ると6兆7千億円余りのマイナス。年度ベースの赤字は10年度以来、5年ぶりのことだ。
運用損は国内株式が3兆4895億円で最も大きく、外国株式が3兆2451億円、外国債券が6600億円。国内債券は日本銀行のマイナス金利政策などで金利が低下して国債価格が上昇したため、2兆94億円のプラスとなった。
GPIFは14年10月に運用基準を見直して株式の運用比率を24%から50%に倍増。株価の影響を受けやすくなった。14年度は15兆円以上の運用益があったが、今回はリーマン・ショックがあった08年度の約9兆3千億円、07年度の5兆5千億円に次ぐ赤字幅だ。15年度末の積立金は総額134兆7475億円になった。
運用損は国内株式が3兆4895億円で最も大きく、外国株式が3兆2451億円、外国債券が6600億円。国内債券は日本銀行のマイナス金利政策などで金利が低下して国債価格が上昇したため、2兆94億円のプラスとなった。
GPIFは14年10月に運用基準を見直して株式の運用比率を24%から50%に倍増。株価の影響を受けやすくなった。14年度は15兆円以上の運用益があったが、今回はリーマン・ショックがあった08年度の約9兆3千億円、07年度の5兆5千億円に次ぐ赤字幅だ。15年度末の積立金は総額134兆7475億円になった。
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