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リビア、暫定政権の動き 反体制派が首都の一部制圧か

2011年02月28日 08時12分29秒 | ニュース
最高指導者カダフィ大佐への蜂起が続くリビアで、政権のデモ弾圧に抗議して辞任した前閣僚が27日までに暫定政権の樹立に着手した。東部の都市を自治する反体制派組織も同日、制圧都市を統治する全国組織の設立を表明した。一方、政府部隊と激しい攻防を続ける首都トリポリの反体制派は同日までに、首都の一角を制圧。政権包囲網はさらに狭まっている。
 政権から離反したアブドルジャリル前司法書記(法相)は、民主的な政権を設立するまでの暫定政権の樹立に着手したことを明らかにした。AP通信によると、東部の諸都市は27日までに、同氏を暫定政権トップとすることで合意。トリポリなど西部の反体制派に参加を呼び掛け、閣僚ポストも配分する意向だ。

 一方、東部ベンガジの自治組織は27日、反体制派が制圧したリビア全都市を統治する「国民評議会」の設立を表明。「反政権の顔となる組織で暫定政権ではない」と強調し、前法相の主張を「個人的なもの」とするなど、足並みが乱れている。

 ロイター通信によると、反体制派は首都東部のタジョウラ地区で治安部隊を撃退し、ほぼ制圧。バリケードを張り、防衛態勢を固めている。一方、政権側は首都中枢に戦車を展開。各所に検問所を設け、体制派市民に武器を渡すなどして市街戦への準備を進めている。

 反体制派は27日までに、攻防が続いたトリポリ西方の要衝ザウィヤも制圧。中心部のビルに反体制派の旗が揚がり、民衆が歓声を上げた。

 これに対し、カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏は26日、「内戦の扉は開いた。反体制派に未来はない」と徹底抗戦を貫く考えを強調した。


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