ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

カルロス・ゴーン逮捕の影響を三菱自動車側として考える

2018-11-24 19:39:45 | クルマ
 *写真はモーターショーのプレスリリース時にひげめがねが撮影したもの

 あーーーー、カルロス・ゴーン氏、逮捕されちゃいました!
 ゴーンシンパであったひげめがねは、本当にガッカリです。
 役員報酬隠さずに、毎年20億もらえば良かったんですよ!それだけの価値があるんだから!ってひげめがねは日産自動車株主ではありませんでした、大変失礼いたしました。

 とりあえず、ひげめがね的ゴーン氏の功罪と、今後の三菱自動車について考察いたします。

1.ゴーン氏の功罪
 各マスコミからこの1週間で、ゴーン氏のことを本1冊読んだくらいに思わされる情報をいただき、ありがとうございます。
 ゴーン氏の功績は日産自動車を立て直した、この1点に尽きます。2005年までは本当に素晴らしい人でした!
 ただ、マスコミに取り上げられているとおり、ルノーのCEOを兼務した時から、ゴーン氏は変わってしまいました。
 しかし、それは人間が変わったのでなく、役割が変わったのです。出資したルノーの利益になるような仕組みを考えることこそが、彼の最大の仕事になったわけです。ですから、日産から心を離さざるを得なかったと考えています。
 一番わかりやすい例で、今年7月の日産不正発覚の際に「日産のCEOは西川氏だ」と自己責任を否定したことが盛んにマスコミに取り上げられていますが、「ゴーン氏がそうのたまうのは当然。役割が違うのだから」というのが、ひげめがねの認識です。このひげめがねのスタンスは逮捕後の報道を見ても変わりません。

 けれども、だけれども、、、上記とは別次元の問題として、報酬をいろいろな方法で不正に日産から吸い上げていた、という行為自体は本当にガッカリです。姉にも1000万円年収出してたとか、単なるケチだろ!自分の報酬から姉さんにやれよ!
 結果的に、役割の変質が人間性の変質につながっていたことは、かえすがえすも残念でなりません。

2.今後の三菱自動車の生きる道
 日産は会長を解任しましたが、三菱自動車も26日に解任を決議する予定とのこと。まあ当然で何も言いようがありません。
 で、三菱はどのように生き残っていくのか?

 今のところ、日産についていくしかありません!!

 プラットフォームはじめ、部品の数々を3社連合で共有する計画がばっちり動いてしまっているのですから!そしてそんな状況下、日産ならまだしも、三菱自動車に「やっぱりイチから自社で新車開発しようよー」なんて体力が、今の三菱自動車にあるわけありません!
 ということは、日産とルノーに当面仲良くしてもらうしか、生き残る道はない!そのイニシアチブを取るしかありません!
 そういう政治力を発揮できる人がいるのか? 
 今までの不正の連続で、三菱自動車の経営陣が育っているとは思えません。いるとしても三菱グループからいかに調達するかでしょう。しかし安定の三菱グループに、こんな逆境に強い人がいるとは思えません。
 おそらく三菱グループで最も逆境に強いのは三菱自動車の益子氏ですわ…。
 アライアンス維持のために力を尽くせるのは益子氏しかいない。益子氏はそこに全力を挙げるべきです。
 本当に生き残れるかどうかのサバイバル戦が本格的に始まりそうですが、これをチャンスとして経営陣の底上げを図っていただきたい!三菱自動車少額株主、ひげめがねの願いです。

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