ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

ひげめがねが振り返る2014年 悔恨編

2014-12-31 21:29:48 | 日記
 本年もひげめがね日記をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
 お知り合いの方以外では主に、村山聖氏のことを知りたい方、将棋ペンクラブ総会に参加された方、水野和敏氏のことを知りたい方、アコードタイプSの中古車購入を検討されている方、冬に白樺湖越えをされる方にお越しいただいた模様です。ありがとうございます。
 来年は「棒銀くん」に登録されることが目標です(笑)。あ、そのためには話題を将棋に絞らねばなりませんね。そういうことはせず来年もほけほけーと書き連ねてまいります。

 さて、今年のひげめがねの悔恨は…

1、職場の日産リーフを駐車場にてぶつけたこと
2.妻のR33GT-Rのスモールランプをつけっぱなしにしてバッテリーをあげたこと、それが原因で、エンジンまで不調になり、大騒ぎになったこと

 妻のことはともかく、
・職場の方
・日本の至宝GT-RのRB26エンジン様
・更にはBMWジャパン様(せっかくドライビングエクスペリエンスにてドラテクを磨いたにも関わらず全く生かされなかったこと)
には大変ご迷惑をおかけしました(土下座)。除夜の鐘と森下先生の唸り声をききながら反省いたすとともに、来年は、運転に対し、より注意深くなる所存でございます。

 それでは皆様、良いお年を。

ひげめがねが振り返る2014年 クルマ編

2014-12-28 11:58:22 | 日記
 ひげめがねの2014年のプライベートの中で最も印象深いのは、BMWを美浜サーキットで走らせまくったことです。

 もう、本当に夢のような時間でした。AKBヲタの方が初めて握手会に参加したようなものでしょうか?違う?
 で、その時には書きませんでしたが、率直な感想は…

「BMWの3シリーズとアコードタイプSは、プレミアムスポーツセダンという尺度で比較しても、ほとんど遜色ない」
 という衝撃的かつ不遜な感想でしたBMWジャパン様大変申し訳ございません(土下座)!
 もちろんFRとFFの違い、エンジンの違い等々、大きな違いはありますが、どちらも同じくらいいいスポーツセダンです。本当に客観的に見れば3シリーズに軍配が上がるでしょうが、素人にはニアリーイコール。自動車評論家が誰も批判しないような3シリーズと同格であれば、日本男児としてはこちらを選ばざるを得ないでしょう。
 というわけでアコードちゃんには10万キロまで乗ります!

 さてさて、個人的なことはおいといて。
 今年のひげめがね的カーオブザイヤーは…


 BMW i3です!
 電気自動車として従来の自動車とは全く違う運転感覚、特に回生ブレーキの楽しさは特筆モノでした。
 今後の自動車はガソリン、電気、水素、その他のエネルギーをどのようにミックスし、今までにない運転の楽しさにつなげるかを考えていかないといけません。

 そして、今年のひげめがね的デザイン水かけ大賞は…


第2位 ハスラー


第1位 アルト

 スズキの軽2台です。
 ハスラーは売れまくっているので異論ないでしょう。
 アルトは70年代のリバイバルがひげめがねの琴線に触れました。基本的にひげめがねはスポーツカーのリバイバルには否定的ですが、実用車や軽自動車のデザインのリバイバルは大歓迎です。スバルR2やホンダN-ONEみたいに。
 アルトは5速マニュアル車が84万円。マジでセカンドカーにほしいです。買えないけど…。

ひげめがねが振り返る2014年 将棋編

2014-12-27 18:04:05 | 日記
 40にもなるとあっという間に1年終わって、「あー、今年も何もしなかったー」と思うようになりますね。
 ひげめがねにとっては、仕事をした1年でした。成果はあまりありませんでしたが…。
 というわけで今年は将棋もクルマもそんなにウオッチしていませんでしたが、1年終わるということで例年どおり振り返ってみたいと思います。

<電王戦の衝撃>
 やっぱり▽1六香で勝たれてしまうのは何とも…。

 この香が成香になって迫ってくるさまは、コンピュータが人間に迫ってくるSF映画のようで、恐ろしいものがありました。
 終わって直後はあまり客観的になれませんでしたが、ソフトの実力がプロに追いついていることは事実です。ただ、実力が同じとしても指し手は全く異なるので、将棋界では人間とコンピュータは共存できるのではないかという気がしています。

<▲9一銀の波紋>
 タイトル戦では何といっても王座戦第5局でしょう。ニコ生を手に汗かきながら見ました。

 ここから▲同竜▽同玉▲9一銀!


 ▲9一銀が波紋を呼んでいますが、それよりも1図で▲8二同竜のキリマンジャロのほうが衝撃でした。1図で読み切っていたわけではないのに竜を切る決断をするとは!羽生将棋の一端を見た思いです。

 ほかのタイトル戦では竜王戦第3局ですね。最後までどちらが勝ちかわかりませんでした。

 最終手が▽6五桂という気持ちの良い手で、勝ち将棋鬼の如しと思いましたが、森内先生はその流れを引き寄せられませんでした…。森内ファンとしては試練の1年でしたね。

<そしてひげめがねが選ぶベスト対局は>
 NHK杯1回戦の熊坂学五段 香川愛生女流王将戦です。
 A級同士の戦いでなくても、接戦であれば十分堪能できるどころか、むしろ下位クラスの将棋のほうがアマチュアにとっては参考になるということを改めて思い知らされました。


▽1二角とか


▽4九金とか
 こういった勝負術にはなるほどと思わされます。
 テレビで見ていて本当に痺れた対局でした。中村九段のおとぼけ的な解説も楽しかったですし(笑)。

 熊坂五段のフリークラス脱出が話題となっていますが、興味深く見守りましょう。

駒を取られる瞬間が最も働いている ~STAP細胞に思うこと~

2014-12-20 22:58:20 | 日記
 昨日、検証実験の結果、STAP細胞は再現されなかったとの記者会見が開かれましたね。
 ひげめがねは天邪鬼なので、最初のころは小保方氏が大嫌いでしたが、追い込まれるにつれて、だんだん好きになってきました(笑)。
 人間というのは窮地に立たされたとき、追い込まれたときにその真価を発揮します。全く実力を発揮できないひげめがねは、そういう時の他人の立ち居振る舞いに注目してしまうのですね。その意味で、少なくとも小保方さんの4月の記者会見は、率直に話していることが感じられ、素晴らしかったと思います。内容はともかくとして。

 で、昨日の記者会見の内容を日本経済新聞にて読みましたが、改めて感じ入ることがありました。
「検証実験中、万能性確認の第1ステップとなる緑色に光る現象は現れたが、この現象は細胞が死滅する直前にも見られることで知られている。万能性を示す必要条件ではあるが十分条件ではない。緑色に光るだけなら200回以上あったという発言もあり得る」(要約)。
 つまり、細胞は死ぬ前に万能になる瞬間と同じくらい輝くのです!
 これは、将棋の世界でも同じで、表題の言葉は格言とまではいかなくとも、将棋を指す人間にとっては常識となっていることであります。
 大体ゲームというのは、自然の摂理がすべからく現れるものです。ということは。人間も死ぬ前に輝く瞬間があるということでは。
 うちの母方のじいちゃんが亡くなるときも、前日にものすごい体調がよく、いい顔をしていたそうです。
 同居していたばあちゃんは、いつ亡くなるかという状態で1か月いましたが、息を引き取る30分前はひげめがねと意思疎通をしており、「今日は調子がいいな」と思っておりました。だから、風呂に入っているときに母親から「息がない」と言われても、「何を間の抜けたことを言っているんだ」と思って、相手にしませんでした申し訳ございません。
 人間死ぬ直前まで一生懸命生きる必要があるのですね。追い込まれた時ほど光り輝くのですよ。
 ひげめがねも、窮地の時に光り輝けるメンタルと体力を持ちたいものだと思った1日でしたが、そんな日は来るのでしょうか?

「デザイン水かけ論」連載終了のお知らせ

2014-12-11 20:32:08 | 日記
 自動車評論家の前澤義雄氏が亡くなって3週間が経ちました。
 訃報を知ったのは、清水草一氏のブログで、しかもそのブログがアップされてから3日後のことでした。
 信じられない気持のまま、12月10日発売のベストカーを購入しましたが、残念ながら本当に追悼特集が組まれていました。
 ひげめがねは自動車雑誌『ベストカー』を16年以上購入し続けていますが、後半の10年は前澤氏と清水氏の「デザイン水かけ論」を読むためだけに購入していた、と言っても過言ではありません。一体ひげめがねは今後ベストカーを何のために買い続ければよいのでしょうか?あ、水野和敏氏の不定期連載は読みたいのでしばらくは買い続けます。

 「デザイン水かけ論」の連載が始まったのは2002年の8月からとのこと。それを最初に読んだ時の感激は、12年経ったいまでもよみがえってきます。そのコーナーには連載が始まってから1年くらい前澤義雄氏のプロフィールがついていました。Z32フェアレディZとP10プリメーラのチーフデザイナーだったと知り、なるほど只者ではないと感じ入りました。クルマ好きにとって、その2台をデザインした人、といえばひれ伏すしかありません。実際、連載開始数年後から読み始めた人の中には「なんちゅー尊大な発言をするこいつは何者だ?」と思っていたが、その経歴を聞いて180度読む姿勢が変わった、という人すらいます。
 とにもかくにも「デザイン水かけ論」は私の中では空前絶後、自動車界の革命的な連載でありました。2ページのうち、数枚のディテールもよくわからないモノクロ写真を載せただけで、あとは対談とデザイン論という構成では、ふつうは読む気がしません。しかし、読ませてしまう、そして、考え方が破壊される。よくわからないのに、また読みたくなる。こんな連載は、自動車業界だけにとどまらずほかの分野でもなかったことでした。審美眼だけでなく、物事の考え方、生き方にまで影響を受けました。ひげめがねには全くない要素である、ダンディズムまで考えさせてくれました。

 1か月前に亡くなった徳大寺有恒氏は神様のような存在でしたが、前澤さんが亡くなったのは自分のじいちゃんが亡くなったようで本当に寂しいし、空虚な気持ちに襲われます。ああ、あの連載がもう読めないんだなあ、と。
 今号のベストカーを10回くらい繰り返し読み直して、追悼したいと思います。