高校球児が事故死

　昨日午前８時半頃、大分県日出町の大分自動車道下り線日出ジャンクション付近で、私立柳ヶ浦高校の野球部員ら４７人が乗った大型バスが横転し、生徒１人が死亡、部員４２人が重軽傷を負うという事故が発生した。
　同県警高速隊は運転していた同校教諭で野球部副部長の男性（２６）を自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕した。

　学校などによると、亡くなったのは、２年の男子生徒（１６）で、奈良県桜井市の桜井東中学の出身だという。
　野球部員ら７７人は柳ヶ浦高所有のバス２台に分乗し、大分市の新大分球場でこの日、開幕した全国高校野球選手権の大分県予選の開会式に向かっている途中だった。横転したバスにはレギュラー以外の選手ら４６人が乗っていたという。
　事故にあった全員が日出町や同県別府市などの病院に搬送され、６人が重傷、３６人が軽傷だという。

　柳ヶ浦高野球部は１３日に初戦の予定だったが、大分県高野連は日程を変更し最終日からの出場としたという。
　同校は１９６６年の創部以来、甲子園出場は春夏通じて１０回の強豪校で、９４年の夏の甲子園ではベスト４に進出している。
　同校のＯＢには、読売巨人軍の脇谷亮太内野手や横浜ベイスターズの山口俊投手らがいる事でも知られている。