浜中選手に苦言を呈したい

　阪神の主力選手が契約更改交渉を行っている。本日は右肩手術を克服し交流戦から１軍復帰した虎のプリンス浜中おさむ外野手（２７）が保留した。４００万円減の３８００万円の球団提示だったが、「話がかみ合わない」とあ然として交渉の席を立ったという。今季の保留第１号となった。
　しかしである。実際に浜中は保留できるだけの成績を残したであろうか。
　確かに代打としてそれなりに成績も残したことは認める。しかしここ数年全く成績を残す事が無かったにもかかわらず4200万円もの年棒を受けていた事のほうが驚きである。しかも浜中は一年を通して活躍できたわけではない。74試合118打席の出場であり、肩の事を考えてスタメンでは交流戦以外ではほとんど無かった。球団側はこうした点からダウン提示となったのであろうが、ダウン提示されて私は当然だと思う。きつい言い方だが、昨年の提示などは温情裁定であって今期はいわゆる彼の現在の実力での評価ではないかと思う。浜中選手の評価が低くてダウンしたのではなく、温情裁定から彼を一人の戦力としての評価へ変化したのであって、逆に来期スタメンで一年を通して実力を発揮すれば今期のダウンなど吹き飛ぶ位のアップ提示があるのではないだろうか。
　今期あれだけ働いた橋本選手より提示額は1600万円も上なのである。もちろんこれまでの評価分も有るので一概に比較は出来ないだろうが、浜中選手よりも今期は橋本選手のほうが活躍したのは間違いないはずだ。
浜中選手が保留する行為は、例えば藤川投手や久保田投手が保留するのと同等に考えるべきではない。
　きつい事を書いたが私は浜中選手が好きである。だからこその苦言である。
　来期はスタートからスタメンで頑張って欲しい☆

　逆に中継ぎでセットアッパーとしても敗戦処理としても全てにおいて登板し５１試合に登板した江草仁貴投手（２５）は約１１００万円増の２５００万円で更改した。「倍はもらえると思ったけど甘かった。活躍したのは今年が初めてで強く言えなかった」と話したという。

トライアウトから獲得するのは石橋選手か

本日今期2回目のトライアウトが実施された。タイガースはドラフトでは投手中心の補強だったが、トライアウトでは内野手に絞って獲得する方針である。今回のトライアウトに参加する４８選手のうち内野手は１０人いる。特に元広島の石橋尚至内野手（２３）をタイガース側は高く評価している様子である。俊足のスイッチヒッターで打撃センスも非凡と評価されているからである。

　石橋選手は長崎・波佐見高出身であるが、入団以降両ひざ故障に悩まされ、昨年の春には右ひざ内側側副じん帯損傷の手術も受けた選手だが、既に完治していて、プレーに支障はないようである。石橋選手に注目している球団は巨人など複数球団ある模様だが年齢的にも23歳と若くドラフト入団選手と変わらない。是非タイガースの一員として頑張ってもらえたらと思う。

林威助WBCの台湾代表へ

　タイガースの将来のクリーンアップ候補である林威助（リンウェイツー）選手がWBCの台湾代表に選ばれる事が明らかになった。
　林選手は来季に向けて1軍でのキャンプインがほぼ確定しており来春に向けてシーズンともう一つWBCという目標が出来た事でより一層充実したキャンプになりそうだ。

　　＜林　威助（リンウェイツー）外野手＞
　　　　1979年1月22日生まれ　26歳　近畿大学出身
　　　　　178CM　80㌔　左投げ左打ち　　　　

豪州第二の恋人オクスプリング入団内定

　タイガースがウィリアムスに次ぐ第二の豪州の恋人として二年越しでラブコールを送っていたクリスオクスプリングがタイガースに入団する事が内定した。
　条件としては単年契約70万ドルを基本路線としている様だ。
　タイガースの先発陣は左腕は下柳・能見・筒井・井川等豊富で右腕も安藤・福原・杉山らが居るが、オクスプリングが計算できるとなるとさらに層が厚くなる。
　別な見方をすれば、福原を経験を活かしてセットアッパーへ加えることさえ可能になるのである。
　
　＜クリス・オクスプリング（Chris Oxspring)投手>
　　　1977年5月13日生まれの28歳。04年のアテネ五輪豪州代表のエース。今期は
　　3Aポートランドで12勝、9月にメジャー初昇格を果たす。
　　　183CM。83㌔。右投げ左打ち。