今日の阪神タイガース

毎日の阪神の各選手の動きを分析し様々なマスコミの情報を紹介して行きます

大学・社会人他ドラフト

2005年11月18日 15時58分13秒 | Weblog
 本日午後、大学・社会人他ドラフトが開催された。
わがタイガースは今ドラフトを3名の指名で終了した。(逆指名含)
 1位は岩田稔投手であり、これは既に希望枠入団選手(逆指名)として表明していた選手である。岡田監督も来期のローテーションの5ないし6人目でと期待している投手である。
 楽天のみが1巡目の指名を行い、3巡目(かつての呼び方で言うとドラフト2位)以降は完全ウェーバー制度で行われた。
 阪神は3巡目で予想通り金村大祐投手(大商大)を指名した。
常時140㌔代を出す速球派の投手だが、岡田監督の評価はフォークが素晴らしいとの事から来期中盤以降1軍入りも可能かもしれない。
 3巡目では波乱の指名が相次いだ。
 まず、横浜と相思相愛と言われていた栂野投手(新日石)を巨人が強行に指名した。原監督は栂野投手を桐蔭時代から注目していたと言い、監督直々の出馬も考えている様だ。しかし、高校生ドラフトで拒否されている巨人が果たして強行指名を吉とできるかどうか・・・。
さらには西武が指名予定と言われていた松井光投手(JR東日本)をヤクルトが指名した。
 こうした指名に対して横浜は内藤雄太外野手(八戸大)を、西武は吉見太一捕手(サンワード貿易)を指名した。
 また、タイガースのライバルである中日は藤井淳志外野手(NTT西日本)を指名した。藤井選手はスイッチヒッターで125mもの遠投が可能な超強肩である。
 4巡目ではタイガースは渡辺亮投手(日本生命)を指名した。同志社大学出身の渡辺投手は岡田監督いわく中継ぎタイプの即戦力である。
 しかし、阪神が獲得を考えていた高木啓光投手(大体大)はヤクルトが指名し、甲藤啓介投手(近大)はソフトバンクがそれぞれ指名した。
 そのせいかもしれないが、阪神はこの4巡目で指名を終えることになる。
 岡田監督の評価としては今ドラフトで獲得した3名を今のスタッフのライバルとして活躍して欲しいというコメントを残した。

 これ以外のドラフトとしては・・・。ミネソタツインズの1Aの飯田宏行投手が広島の5巡目で指名された。
 西武は同じ5巡目で関西学院大出身の選手としてドラフトに掛かるのは久々となる山本歩投手を指名した。
 また、中日はNOMOベースボールクラブの柳田殖生内野手を指名した。

 12球団を見ると・・。ロッテは左投手の即戦力を補強できたのではないか。
 西武は投手と捕手中心の指名になり、ソフトバンクも弱点補強になったと思われる。オリックスは完璧なドラフトだったのではないだろうか。平野投手(京都産業大)、岸田投手(NTT西日本)などの即戦力投手も含め素晴らしいドラフトだったと思う。日ハムもドクターK八木投手(創価大)をはじめシダックスから2名の投手を含む投手中心のドラフトになった。楽天は地元重視のドラフトであった。年齢的に高いが実力の高い選手をドラフト下位で指名した事も含め即戦力としてよいドラフトだったのではないか。ことに楽天の場合今期は守備も投手も他球団と比較してすべてにおいて劣っていた事を考えると最高数のドラフトになったのも頷けるだろう。
 阪神は速球派の投手3名の指名である。高校生でも鶴投手(近大付)や若竹投手(育英)の2名の投手を指名した。投手中心のドラフトになってしまったが、野手では日本一の層の厚さを誇るだけにこれでよかったと思う。
 中日は野手中心の補強になった。横浜もタイガース同様高校生も含めて投手4名野手1名の補強となった。ヤクルトは大体大の高木投手を含め全体的に良いドラフトになったのではないだろうか。巨人も投手中心の補強戦略となった。しかし高校生のドラフト失敗も含め栂野投手の入団も行方を見て行くべきかも知れない。広島は梵英心内野手が取れたのは最高だったのではないか。内野手の高齢化が課題の一つであった広島で将来の2遊間を担う選手である。
 
 いずれにしてもタイガースの今ドラフトは成功だったと思う。