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新自由主義の終わりと連帯経済

2009-06-08 | いってきました
6月7日(日)15:00~17:30、新御茶ノ水の総評会館で開かれた「新自由主義の終わりと連帯経済」という講演会に行ってきました。

講師は、アンドリュー・デウィットさん(カナダの経済学者)、北沢洋子さん(国際問題評論家)、湯浅誠さん(もやい事務局長)、向田映子さん(女性・市民コミュニティバンク代表)の4人です。

      

「連帯経済」という言葉自体が初めて聞いた言葉でしたが、ヨーロッパで始まった「社会経済」の概念で、新自由主義や市場原理主義に対抗する「人間と人間の関係が主になる経済」「相互扶助+異議申し立て」ということでした。98年ブラジルのポルトアレグレで連帯経済運動最初の旗揚げがされたそうですが、もやいの湯浅さんの実践や、向田さんが神奈川で行っている「市民がお金を出し合い、非営利・相互扶助、透明性の高い金融により市民事業などへの融資を行ない、地域経済の発展、豊かな地域社会つくりに貢献している」NPOバンクなどが「連帯経済」なのだそうです。

北沢さんによると、今の大不況は、「百年に一度の不況」ではなく、「資本主義の終わり」なので、残された道は連帯経済やそのほかの試みしかないとのことです。

狭い会場に入りきれないくらいの出席者は、日頃の平和集会とがらりと違った顔ぶれで、若い女性、大学生、働き盛りの男性が多く、嬉しいことに、置きビラにお願いした今年の意見広告の「別刷り」100枚以上が一枚残らずなくなって、出かけてきたかいがありました。
帰り道は懐かしいニコライ堂のそばを通って帰りました。(文責/佐藤)