6月13日(土)13:30~17:10、阿佐ヶ谷の杉並区立産業商工会館3Fホールで行なわれた「もう使わせない!『つくる会』歴史教科書」という集会にいってきました。
一橋大大学院教授の吉田裕さんの講演「侵略戦争の歴史と、どう向き合うか━田母神問題を中心に━」では、論文とはいえない陰謀史観による田母神の文章が、どれだけ精密に批判されても本人とその支持層は絶対に屈しない現状、読売新聞2008.1世論調査で「国民であることが誇り」「国の役に立ちたい」がそれぞれ93%、73%に増えているという「国家意識」の高まりなど、自己肯定感のない子どもたちに流れ込みやすい「癒しのナショナリズム」の危険性について話されました。
次の千葉大教員、趙景達さんの講演は「新自由主義と歴史教科書問題」というテーマで、韓国でも国家主義のニューライトが登場し、「従軍慰安婦」はいなかったという高校の教科書を作っているという報告でした。
現場からのアピールでは「教科書展示会場」に出かけてアンケートを提出する運動や杉並区教育委員会への要請の取り組みなど、頼もしい発言が続きました。
小学校の担任の机に「日本だからできる新しいオリンピック」などというシールが児童数、黙って置かれている現実、杉並区あげての拉致問題ブルーリボン運動など、驚くような話しも多いのですが、草の根の取り組みもとてもしっかりしていて励まされました。(文責/佐藤)
一橋大大学院教授の吉田裕さんの講演「侵略戦争の歴史と、どう向き合うか━田母神問題を中心に━」では、論文とはいえない陰謀史観による田母神の文章が、どれだけ精密に批判されても本人とその支持層は絶対に屈しない現状、読売新聞2008.1世論調査で「国民であることが誇り」「国の役に立ちたい」がそれぞれ93%、73%に増えているという「国家意識」の高まりなど、自己肯定感のない子どもたちに流れ込みやすい「癒しのナショナリズム」の危険性について話されました。
次の千葉大教員、趙景達さんの講演は「新自由主義と歴史教科書問題」というテーマで、韓国でも国家主義のニューライトが登場し、「従軍慰安婦」はいなかったという高校の教科書を作っているという報告でした。
現場からのアピールでは「教科書展示会場」に出かけてアンケートを提出する運動や杉並区教育委員会への要請の取り組みなど、頼もしい発言が続きました。
小学校の担任の机に「日本だからできる新しいオリンピック」などというシールが児童数、黙って置かれている現実、杉並区あげての拉致問題ブルーリボン運動など、驚くような話しも多いのですが、草の根の取り組みもとてもしっかりしていて励まされました。(文責/佐藤)