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川口九条の会「第5回講演と文化の集い」

2009-11-22 | いってきました
11月21日(土)14:00~川口駅前のリリア音楽ホールで、「かわぐち九条の会」第5回講演と文化の集いがあり、川口在住の友人に誘われて行ってきました。
会場前で大量にチラシ配布をさせていただいたので、川口市の賛同者が増えるといいのですが。

広いきれいな音楽ホールでしたが、まず「秋田弁による憲法9条の朗読」、沖縄強制集団死を扱った谷 英美さんによる朗読「ウンジュよ」が、場内をシーンとさせました。

           
 
そのあとは、今日のメインゲストの日本国際ボランティアセンター代表理事、谷山博史さんの講演「アフガン・イラクの真相と平和への道」でした。 2001年のアルカイダ攻撃戦争でタリバンが崩壊し、ボン合意、2004年の選挙によるカルザイ選出でアフガニスタンは治まるかに見えていたのに、 2005年、2006年にタリバンが復活し、外国軍の掃討作戦が始まってから、アフガンの治安は急速に悪化し、「世界のムスリムよ団結せよ」との聖戦宣言により襲撃の対象がNGOにまでなったそうです。

               

「対話だけが平和を作り出せる」と繰り返される谷山さんは、「まずは外国軍に空爆を中止させ、タリバンには支援活動への襲撃をやめさせる。さらに外国軍は治安の安定を最優先にした上で撤退計画を明示し、タリバンに和平プロセスへの参加を呼び掛ける。対話にはこうしたプロセスが不可欠で、この環境作りのため日本がリーダーシップを発揮するよう期待したい。憲法9条を持つ日本だけがその役割を担えるのだ。」と、具体的な提案をされました。
現場で身体を張っていられる谷山さんでなければ出来ない提案であると、痛感しました。 (文責/佐藤)