テレワーク推進地域セミナーin岡山に参加してきました。
総務省は国レベルの取り組みの話、ベンダーはICTのツールの話が中心でしたが、興味を引いたのは、テレワークでもSOHOを対象にした話でした。
広島SOHOクラブ代表の牛来さんやパネルディスカッションでは、実際のSOHOを取り巻く課題についての話を聞くことができました。
広島の牛来さんの活動内容は非常に魅力的でした。SOHOによる企画立案で地場の企業・産業を発展させ、地域を活性化するという発想で取り組みを行っています。
個々ではできない仕事をSOHOの組織化・役割分担をすることで受注する。さらに進んで、黒い紅葉饅頭「黒もみじ」という企画を立案し、企業に提案。パッケージのデザインからマスコミへの売り込みまで引き受けておこなっているそうです。
デザインや企画時に請求することなく、成功報酬という形で、利益のいくらかをもらうという形にして、SOHOが継続的収入を得る道を作るとともに、企画やデザインの専門家を持てない企業の外部組織的な役割をはたすことで、お互いにメリットのある関係を築くことができるのではないかとのこと。
SO@R 創発的集積地ソアラ http://www.so-so.co.jp/soar/
そのベースには、自らがSOHO立上げの時に困った課題を解決するための取組、「交流の場づくり」「共同でのスペース確保」「SOHOと企業のマッチングのエージェント」「若手の育成」などがあります。
地域SNSと同じで、求心力・行動力のある人材が存在することが、地域にとって非常に価値のあることだと感じました。
また、違う形の地域活性化の取り組みがあるのだなぁと思いました。