野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

タマシギ親子

2007年07月23日 | 鳥見記録
 とうとうタマシギの親子を撮ることができました。
 6月16日に抱卵を撮って以来、稲も大きくなって巣も隠れて見えなくなり無事に孵ったかと心配していました。
 2週間ほど前に、畦で小さな3つの黒い影を見たのですが確認できず気のせいかと思っていました。
 稲が少しまばらな田圃の中で、3羽のタマシギが稲の中に入ったり出たりしているのを見つけました。

2羽は少し小柄で、3羽ともタマシギ雄の色合いです。やや大柄の1羽が雄のタマシギで、やや遅れて続く2羽は子供のようです。

 子供は時々羽を広げて伸びをします。もうすっかり親鳥と同じ文様です。調べると子供は3対1の割合で雄が多いそうで、かつ子供の時は雄と同じ文様とのことです。この2羽の雌雄はどうなんでしょうか。

 ご存知のようにタマシギは臆病で警戒心が強いそうですが、稲の間に入るときも出るときも親鳥が先頭です。特に出てくるときは親鳥が稲の間から姿を出してしばらく様子を見て、安全を確認してから子供が出てきます。鳴き声は聞こえませんが、時々クチバシを動かしているところから、小さな鳴き声をだしているのかも知れません。

 稲の間に隠れてから姿を現すまで10分程度です。はじめは警戒して遠くの方にいたのですが、次第に近づいて来ました。とうとうクロップモードでは一部が切れてしまうため、モードを外して撮りました。

 親子の違いをよく見ると、子供はクチバシが黒っぽいですが成鳥はやや淡い色合いです。また、親鳥は首から胸の文様が子供に比べて黒っぽく明確です。それに、名前の由来の目の周りのマガタマ模様が成鳥は大きくハッキリしています。

 このまま無事に育って、また姿を見せてほしいものです。
最後に親子の晴れの記念撮影です。これが最もお気に入りのカットです。