前回の続きです。
平成20年12月13日土曜日
バスでブッダが成道の前に乳粥をいただいたというスジャータ村へ。
ブッダが成道の前に修行をした前正覚山がかすんで見える。
村の子供たちが何人もついてり金品をねだる。
学生だという若者が日本人が作った子供達のための学校に寄付をしてくれと言ってついて廻る。
・その後バスでラージギル(王舎城)へ。この地からブッダ最期の旅が始まる。
王舎城の城壁
ブッダが説法をされ、法華経の舞台にもなった霊鷲山へは、リフトで隣のチャタギリ山に登りそれから下って行った。
霊鷲山へ登る途中にあるアーナンダが瞑想をしたという洞窟
霊鷲山の頂上近くの鷲の岩(これから霊鷲山:鷲の峰の名前となる)
霊鷲山の頂上で花を捧げる。スリランカ、タイ等からの巡礼が多い。この日は日本からの
人は見かけなかった。
その後ナーランダ大学跡の見学に行く。ブッダの時代はまだ大学はなかった。
龍樹が講義をし、その後玄奘三蔵も学んだというナーランダ大学跡
その後パトナへ行き宿泊
平成20年12月14日日曜日
朝から、パータリ村へ
古都パータリプトラ跡
午後から自由行動となり、我々はブッダが最期の旅でガンジス川を渡った場所を探してパトナの街を歩き回る。
ホテルで聞いたり、町の人に聞いたり、オートリキシャの運転手に聞いたりするが誰もわからない。とにかく川の流れの方向に街中を歩いて行きやっと街の人がゴータマの渡しとよんでいるそれらしき所に着く。今は誰も見かけないさびしげな所である。それでもここがブッダが最期に渡られた所だと思うと感慨ひとしおである。
ブッダ最期の旅で渡ったゴータマの渡し(と思われる)
帰りはパトナの雑踏の中を牛の糞をよけながら4,5kmをホテルまで歩いて帰る。無事、帰えれてほっとする。
パトナ連泊。
平成20年12月15日月曜日
600出発。パトナ市街を通り、7kmあるマハトマガンジー橋を渡り、でヴァイシャリー(ヴェーサーリー)へ。ここでブッダは身、受、心、法の大念住経の教えを修行僧たちに告げられたと大パリニッパーナ経(中村元訳)に出ている。
その後、世界最大の仏塔があるケサリアへ。仏像の首が取れているものが沢山ある。イスラムによる破壊とか。
平成20年12月16日火曜日
600出発でクシナガルへ。涅槃像、涅槃堂を見るが霧が深い。天候的には2月が一番良いとのこと。荼毘塚、沐浴のヒラニヤバスティー川を見る。物乞いの子供たちが多い。
クシナガル涅槃像
・菩提樹で作った数珠を6本で1ドルで買う。立派な数珠なのにこんなに安くてよいのだろうか。
ここまでがブッダ最期の旅の行程。
陸路ネパールに入りブッダ誕生の地ルンビニに向かう。霧が深く、遠景が見えない。
一通りの入国審査がある。1時間ほど待たされる。
ネパールの兵隊さんが警戒している。
ブッダ誕生の地にある五戒の偈
不殺生戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不妄後戒、不飲酒戒のことであるが写真が見えづらいので英文を写して書くと
I observe ,refraining from killing any living beings.
I observe ,refraining from taking what does the owner not give.
I observe ,refraining from committing sexual misconduct.
I observe ,refraining from telling lies.
I observe ,refraining from taking any intoxicant or drug.とある。
興味があるのは文頭が全部I observeで始まっていることである。やはりブッダの最初の教えは観察すること(気づいていること)から始まるということであろう。
ネパールは政情不安定で海外安全情報でも要注意の土地であるのでルンビニ見学の後、宿泊せずにインド側に戻る。
この日はインドの昔マハラジャの別荘であったホテルに泊まる。
夕食にユーラシア旅行者の平元さんが作ったソーメンが出る。久しぶりの日本食に皆感動する。夜、ガイドのアローラさん主催のキャンプファイヤがある。酒も入り、インドの田舎の夜、マハラジャの別荘で幻想的な炎の光の中、この世のものでないような雰囲気に酔いしれたひと時であった。
平成20年12月17日水曜日
ブッダが育ったカビラ城が有ったとされるピプラハワ見学。カビラ城の候補はもう一つネパール側(カビラバットゥ)にもあるがどちらが本当かまだ結論は出ていないようである。どちらもブッダゆかりの地らしい。
カビラ城(ピプラハワ)
平成20年12月18日(木曜日)
昔のコーサラ国の祇園精舎(サヘート)、舎衛城(マヘート)に行く。ブッダはこの地で一番多く滞在され説法されたという。
サヘートで儀式をしているスリランカ?からと思われる僧。
祇園精舎の鐘。この鐘は日本から送られたもの。ブッダの時代に鐘はなかった。
この後、午後から、ラクノーに行き宿泊
ラクノーは人口250万、UP州の州都。アンベートガルさんの銅像あり。
平成20年12月19日金曜日
サーンカーシャへ。
アグラ泊
平成20年12月20日土曜日
アグラ城、マトゥーラ博物館見学
デリー空港より19:50 JL472で成田へ。
平成20年12月21日日曜日
・少し遅れて日本時間7時に成田に到着する。帰りは7時間位のフライトで行きより2時間ほど所要時間が短い。