多摩丘陵林住記

徒然なるままに山歩き、散歩、読書、仏教などを書いています

帯状疱疹の記録7

2012年12月21日 09時24分45秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の7回目です。

平成2498日(142日目)

パキシルCR12.5mgを毎日飲む。

まだ風邪が完全に良くなっていない。

平成24911日(145日目)

夜、左足が痛風発作と思われる状態になる。左足の親指の付根が赤くはれて激痛がする。そのうちに赤い腫れの範囲が広がり左足の甲全体が腫れあがる。私は40代の頃より尿酸値が7位あり医者に高いと言われ、薬も飲んでいたこともある。この10数年は薬も止め、それでも尿酸値は7台で維持していた。

このような痛風のような症状は初めてのことである。手持ちの鎮痛剤イブプロフェンがあったので2錠飲む。

その後寝る前にバッファリンを2錠飲んで寝る。それでも痛みがひどい。

平成24913日(147日目)

朝は痛みが少し減る。それでもまともに歩けないので登山のストックを使って支えながらやっと歩く。

平成24914日(148日目)

痛みは大分減るが赤い腫れはまだ残っている。 

平成24915日(149日目)

腫れも少しは引いていると思われる。ストックなしでも注意すれば歩ける。

平成24916日(150日目)

左足はだいぶ良くなっているが歩くと少しまだ痛い。腫れも残っている。

結局、医者には行かずに鎮痛薬で痛みに耐える。この症状が本当に痛風の症状なのか迷っている。

実は、左足の親指が痛みだす前、数日間、この左足親指と人差し指を交互に擦り合わせる運動を熱心に何回も続けていたのである。このせいで親指の関節を痛めたのではと思ったりもして医者の診断を受けることに抵抗を感じる。

平成24919日(153日目)

Kクリニックに行く。左足はまだ痛いが国立までやっとの思いで行く。16回目の肋間神経ブロックの注射をする。パキシルCRを2週間飲んだが頻脈、手の震え、多汗、口渇が返って増えたことを言うと、K医師「それでは薬を減らしていきましょう。副作用があるのに飲み続ける薬でもないので」と言われる。

パキシルCR12.5mgからパキシル5mgに変えることになる。そして次回から神経ブロック注射は3週間おきということになる。この処置は帯状疱疹後神経痛が治って来ていると解釈できるのか、それともパキシルを徐々に減らしていき、その後で他の薬に変えていくのか説明がないのでわからない。いずれにしてもパキシルは徐々に減らして様子を見るという事らしい。

K医師に痛風の発作と思われる事について聞くと、痛風発作と神経ブロック注射やパキシルは関係ないと言われる。

パキシル5mg3週間分の処方箋がでたので調剤薬局で受け取る。

平成24920日(154日目)

パキシル10mgが1週間分残っているのでこれを無駄にするのももったいないので、これを飲んだ後昨日買ったパキシル5mgに変えることにする。

平成24925日(159日目)

 今日からパキシル5mgに変更する。

平成24928日(162日目)

・帯状疱疹発病後しばらく行けていなかった墓参りに静岡へ行く。久しぶりに車の運転を長距離(片道90km)する。以前と同じように運転することが出来て少し自信が出る。少しずつではあるが確実に回復しているようである。

平成24103日(167日目)

日常の生活では痛み・痒みを感じていない時間が多くなる。何かに夢中になっている時は殆ど忘れていてふと、“あっ今痛みがない”と思う事が多くなった。特に、歩いていたり、何か運動をしている時は痛みがない時が多い。しかし朝の寒い時、じっとしている時などはまだ少し痛み、ないし違和感がある。これも最初の痛みに比べれば20%くらいの痛みか。

平成241010日(174日目)

国立のペインクリニックに行き17回目の神経ブロック注射をする。K医師から「パキシル5mgに変えて悪化していないかと」聞かれる。微妙であるが、待合で待っている間は殆ど異常がなかったので「悪化していない」と答えてしまう。今回ものパキシル5mgを3週間出される。

この時期の肋間神経ブロック注射は何のためにしているのか良く解らなくなるが、念のためという事だと思う。

平成241014日(178目)

・大分調子が良くなってきたので、前々から行こうと思っていた東北に震災支援を兼ねて車で出かける。3泊4日。 

 帯状疱疹発病半年でようやくちょっとした宿泊旅行ができるようになった。

平成241031日(195日目)

国立のKクリニックに18回目の神経ブロックに行く。今回でパキシルは終了となる。

今日の夕飯後はパキシル飲まず。約半年ぶりに薬なしの日常に戻る。

平成24111日(196日目)

気のせいかパキシルを飲まないと帯状疱疹が又痛みだしたような気がするので、残っているパキシル5mgを割って2.5mgにし、しばらく飲むことにする。気休めとは思うが。

平成24119日(204日目)

パキシル5mgの最後の半錠2.5mgを飲む。以後薬は完全に0となる。

平成241120日(215日目)

19回目の神経ブロック注射の為Kクリニックに行く。

K医師には「普段は歩いている時、運動している時等は痛み、痒みは殆どなく、忘れていることが多いが、寒い時じっとしているとまだ痛み、痒みがあることに気が付きます」と伝える。私自信はひょっとすると今回が最後の注射かなと思っていたが、K医師は「次回12月17日に卒業という事にしましょう」という事だった。

帯状疱疹の体の傷痕は日に日に薄くなっていくのが分かる。まだ完全ではないが、もう少しで元に戻るような気がする。傷跡が少しずつでも回復しているという事は、痛み・痒みもまだ改善しているということだろうか。

平成241213日(238日目)

 大分寒くなってきた。寒いと朝起きた時等まだ痛みを感じる。痛みの強さは最初の痛みと比べると10~20%程度である。その痛みは、ある時は背中がキリキリであったり、ある時は腋の下がむずむず痒かったり、ある時は胸が火傷のようにヒリヒリしたりと、それこそ何でも有りの痛み・痒みである。

暖かくしたり、体操をしたたりすると消失するし、長くは続かないと思っているので余り苦にはならない。

 夏のころは下着が肌に触れると痛みが少なかったので殆ど裸でいたが、今くらいの気温になると裸でいることは出来ないので、下着とシャツを着た状態で日常過ごしている。そうするとやはり下着が肌に触れて何となく焼けた痛みのようなものを感じる。思い切って裸になってしまうとほっと解放された気分となり、痛み痒みもなくなってしまう。

 毎朝、家の中で天風体操をしているが、その時裸で出来るよう、室内の温度を20℃以上にするようにしている。そのため今年は室温アップ対策として外気に接するガラスに全て断熱フィルムを張り付けた。それと、寝室の窓を2重カーテンとした。このような対策をしたので朝の居間の室温は今のところ19℃を確保している。断熱の効果は大分出来ているようで、帯状疱疹のお陰で今年の冬の暖房代の減少が楽しみになった。

平成241217日(242日目)

 20回目の神経ブロック注射に国立のKクリニックに行く。前回(19回目の注射)のときK医師に「次回は卒業という事にしましょう」と言われていたので今回が最後と思って家を出る。

 

 Kクリニックでいつものように処置室から呼ばれて、看護師に「その後どうですか」と聞かれる。私は特に問題もなく前回と同じですと言う意味で、「前と同じです。寒いと少し痛む時があります。1か0.5くらいの感じです」と答えるとそれをメモに書きつけて医師に渡している。

 

 その後、K医師がベッドサイドに来て肋間神経ブロックをしながら「○○さんは今回で卒業と思っていましたけどねー。まだ残っていますか」という。一瞬これはまずい、看護師さんに私が言ったことが間違って伝えれていると思う。あわてて、「いつもはもう痛みもないのですが、朝、寒い時などは少しまだ違和感を感じる時があります。それも1くらいですが」と答える。

 

 K医師「パーフェクトではないという事ですね。それでも最初よりはずいぶん良くなっているでしょう」

 私「それはもう全然。最初は夜眠れなかったですからね」

 

そのまま医師は立ち去る。ひょっとして今回が卒業という事にならないのかなと不安になる。

ベッドで15分間くらい安静にした後、看護師さんが来て

「次回は5週間後の121日です」と言う。やっぱりそうなったか。

 

私「今日が卒業と思っていたのですが、駄目ですか」

看護師「そうですね。次回は卒業と思いますが」

という事で今年中の決着とは行かなかった。

 

それにしても今後5週間、神経ブロック注射もせず、薬も飲まずにただ時間だけ過ぎて様子を見るとはどういう事であろうか。ぶり返す可能性があるので様子を見るという事なのだろうか。

次回に続きます。

 

 

 

 


帯状疱疹の記録6

2012年12月20日 09時28分09秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の6回目です。

平成24613日(55日目)

パキシルを飲むがあまり良くなった感じはしない。朝散歩しようと外に出るが歩くと疲れて途中でひきかえす。

平成24619日(61日目)

6回目の神経ブロック注射を受ける。

いつものようにブロック注射を受けながらK医師と少しばかり会話する。

K医師「薬を飲み始めてどうですか。体調の異常、便秘とか変わったことはありませんか」

私「特に変わったことはありません。痛み・痒みも変わりません」

K医師「今回は少量で様子を見ましたので、まだ効果は出ません。副作用がないみたいなので、今日から一日10mgに増やして飲むようにします。しかしジワーと効いてくる薬なので急には効果が現れません」

私としてはあまり薬を続けて飲みたくないのが本音なので、これは大変なことになった、これから長期間薬を飲むことになるのかとちょっと落胆する。

という事で今日からパキシル10mg一日夕食後一錠となる。

平成24620日(62日目)

パキシル一錠を初めて飲み始める。痛み痒みが少しは和らいでいる感じがする。

平成24626日(68日目)

7回目の神経ブロック注射をする。薬はパキシル1錠継続になる。

パキシルを飲むと脈が速くなる傾向がある。以前は60程度であったが、今はいつも80回/分程度になっている。

平成24630日(72日目)

久しぶりに12000歩歩く。疲れる。薬のせいか倦怠感が強い。

痛み対策としての入浴の回数が減る。一日1~2回程度になる。痛みが少し改善されてきている実感がある。パキシルが効いているのか、気温が高くなって来ているせいかは分からない。

平成2471日(73日目)

パキシルのせいだと思うが手の震えが大きくなっている。血圧も高め。

帯状疱疹の痛み、痒みが減っている感じはする。このまま回復してくれればよいが。

平成2473日(75日目)

8回目の神経ブロック注射を受ける。パキシル10mgは継続。

平成24710日(82日目)

9回目のブロック注射に行く。パキシル10mgは継続。

国立まで余り苦痛なく電車で行けるようになって来ている。

平成24718日(90日目

10回目のブロック注射に行く。注射のせいか調子が良い。

4週間分のパキシル10mgが出される。

気温が上がって来て家の中では上半身裸で過ごすことが多くなった。裸でいると帯状疱疹と接触するものがないので調子が良い。殆ど痛みを感じない時もあるようになる。しかし下着を着ると又痛み・痒みを感じる。下着の縫い目が胸、背中に当たると痛むので、下着を裏返しにして滑らかな面が肌に当たるようにして着ると少しは良いようだ。

平成24719日(91日目)

暑いので帯状疱疹の痛み痒みが和らいでいる。7300歩

平成24721日(93日目)

帯状疱疹発病後中止していた朝の読経と天風体操を久しぶりに行う。以前と同じように出来て少し自信が増す。確実に改善してきている。

平成24724日(96日目)

11回目の神経ブロック注射に行く。「症状は良くなって来ているが、寒いと痛む」と言うと、「それは神経のダメージが長引いている証拠だ」と言われがっかりする。

依然として肋間神経ブロックである。星状神経節ブロックは適応ではないのだろうかと思うが質問するのは憚られる。

平成24731日(103日目)

12回目のブロック注射に行く。8700歩歩く。

体に残った帯状疱疹の傷痕もだんだん薄くなって来ているのが分かる。しかし、まだまだ茶色く変色している所が多く完治までは程遠い感じである。

平成2487日(110日目)

13回目の神経ブロック注射。

注射中にK医師に「どうですか」と聞かれたので「お陰さまで大分良くなったように思います。最初が10だとすると今は5位だと思います」と言うと「えつ!5くらいが残っているという事ですか。それは望外な効果が出ていますね」と驚かれる。その言葉にこちらも驚く。言葉のニューアンスから言うとまだまだ時間がかかるという事だと感じた。

それでも最後に「次回からは2週間おきの通院としましょう」の言葉に確実に改善されている事を実感する。パキシル10mgが4週間分出る。10700歩歩く。

平成24821日(124日目)

14回目の肋間神経ブロック注射。汗をかいたせいか注射の後の絆創膏が家に帰るとはがれている。

痛み・痒みは薬のせいか大分改善されている。

平成2492日(136日目)

風を引いたようですごい咳と痰が出る。しんどい。一日中寝て過ごす。

平成2493日(137日目)

痰が酷い。体調が悪く、しんどい。

平成2494日(138日目)

国立のKクリニックに行く。15回目の肋間神経ブロック注射。

風邪をひいているのか、薬の副作用かどうかわからないが、倦怠感が酷く、汗が多く出て、口の渇き、手の震え、脈が速い等を言い、薬はいつまで飲む必要があるかを聞く。

K医師「まだしばらくは薬を止められない。今の薬で副作用が強いのであれば、副作用が少ないタイプの薬が出たのでそちらに変えてみよう」と言われる。

処方箋を見るとパキシルCR12.5mgという事が分かる。家に帰って調べてみるとパキシルCR12.5mgはパキシル10mgと成分は同じであるが表面にコーティングして徐放性を持たせた新薬とのことである。説明書きには徐放性は書いてあるが、副作用が少ないとは書いてないので??という感じである。

次回に続きます。


帯状疱疹の記録5

2012年12月19日 09時49分34秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の5回目です。

平成24523日(34日目)

 痛みは殆ど変化なし。夜痛み、痒みで眠れない。下着が当たると酷くなるので下着が肌に当たらないように、下着に針金を通して持ち上げ、患部に下着の生地が当たらないように工夫する。少し効果があるような時もあるがすぐに針金が変形したり、移動したりしてうまいように行かない。

 痛みが酷く眠れないときは、風呂に入って十分温まると大分治まる。しかし1時間もたつと元に戻ってしまい眠れない。どういう理由かはっきりしないが、ベッドで眠れない時風呂に入った後、居間の電気こたつに肩までもぐり込んで横になっているといつの間にか眠ってしまうという事もある。多分温めておくと痛みが和らぐという事か。

平成24529日(40日目)

 3回目のブロック注射をしにKクリニックに行く。行き、帰りの電車がつらい。

 K医師に風呂のことを聞くと、「風呂は交感神経を鎮めるので効果があるが、余り頻繁に入ると心臓に負担がかかる」と言われる。

 本日の支払も500円のみ。このままこの金額でずーと行くのだろうか。

 痛み、痒みは神経ブロック注射後も殆ど変化なし。

 今日は6回風呂に入る。

平成24530日(41日目)

 下着の胸あたりに電線を通して下着が肌に当たらないよう持ち上げたりするが効果はあまり出ない。又、下着の患部に当たる部分を挟みで切り取って皮膚と密着しないようにして様子を見るが、なかなかうまくいかない。このような事をして、古い下着数枚を駄目にしてしまう。

 寝る時に左を下にして寝ると痛みが和らぐことに気がつく。痛みのある所を適当な力で抑えると痛み、痒みが少なくなるという事であろう。結局、今は患部に何かがフワーと柔らかく当たるのが一番痛み痒みを強めているという感じがする。

 バスタオルの大きいのを丸めて左腕に抱え、それから左腕を下にして寝ると、腋の下に体重が架かり痛み・痒みが和らぐ事も発見する。これをしばらく続けてみる。

 患部の皮膚状況は、水泡は解消し、かさぶたも殆どなくなってきている。しかし、かさぶたの後が変色して何とも痛々しい。

平成2461日(43日目)

 痛み、痒みは少しずつ減って来ているように感じることもあるが、すぐに又強烈なものに戻ってしまう。ひょっとして痛みに慣れてきたのかもしれない。

平成2463日(45日目) 

 天気が良かったので車で出かけてみる。公園の駐車場に車を停めて、車の後部荷台で足を伸ばし横になって本を読んでいると、車内がポカポカして何とも気持ちが良い。ふと帯状疱疹の痛みが和らいでいるのに気がつく。暖かくしてリラックスしていると良いように思える。

平成2465日(47日目)

 4回目の神経ブロック注射に国立のKクリニックに行く。

前回と同じく診察室での問診はなく、直接処置室に呼ばれる。処置室のベッド上で注射をしてもらいながら医師と話をする。K医師「治療を始めたばかりで変化はないと思うがどうですか」

私「良くなったり悪くなったりです。今までとは違う痛みも出て来ました」

K医師「帯状疱疹はいろんな痛みが出てきて、何でも有りです」

これで終わり。

一週間に一回の注射だけで、しかも効果が定かでないので不安になる。塗り薬とか飲み薬とか併用はないのだろうか。星状神経節ブロックはどうなんだろうか。時間だけが無駄に過ぎて行く気がして、手遅れにならないか心配になってくる。

平成2466日(48日目)

 夜一時に痛みで起こされて、その後は眠れない。風呂に入ってみるがやはり眠れない。

 私が帯状疱疹で苦労していることを人づてに聞いた薬剤師の従姉が手紙をくれて、帯状疱疹の中医薬(漢方)を紹介してくれた。

 内容を簡単に書くと、

疱疹がある時;開気丸、一回5粒、一日3回

       竜胆写肝湯、一回一包、一日3回

疱疹が消えて痛みのみ残る時;開気丸、一回5粒、一日3回 

              田七人参、一回2包、一日3回

再発予防には;シベリア霊芝、一回一包、一日3回

これらは中医薬のパンダの人形が置いてある店で求められるとのことでした。

今後の様子を見て、これらの薬も検討するかもしれません。

平成2469日(51日目)

 風呂に入ると痛みが和らぐので、一日5.6回入る。あまり入ると心臓に悪いらしいが仕方がない。

平成24611日(53日目)

 調子が少し良いように思えるので久しぶりに長男家族と一緒に外で食事をして、その後家に来てしばらく談笑する。その後異常に疲れを感じる。

平成24612日(54日目)

 5回目の肋間神経ブロック注射に行く。

 注射の前に処置室のベッドで準備をしていると、看護師さんが「調子はどうですか」と聞く。

 看護師さんなので少し気楽に話が出来る。

私「以前とあまり変わらず痛み、痒みが酷くて眠れないです。このままで良くなっていくのか心配です。帯状疱疹後神経痛になってしまったのでしょうか」

看護師「帯状疱疹は少しずつ良くなるもので、一年くらいまでは治っていく可能性があるようです」

このような内容を看護師さんがK医師に伝えてくれたみたいで、いつもの肋間神経ブロック注射の処置の最中に、「注射が聞いていないみたいですね。薬も併用してみますので注射が終わったら待合室で待ってください」と言われる。

15分くらい待つと診察室に呼ばれK医師から話がある。

K医師「今頃こんなことを言うのは何なんですが、○○さんはブロック注射を始めるのが少し遅すぎたので注射が効いていないみたいですね。今日から薬を併用してみましょう。この薬は一日一回少量から始めます。気分が悪くなったり、その他何らかの異常が出たら教えてください。様子を見ながら薬の量を増やしていきます」

という事で、今日から薬を飲むことになる。処方箋を見るとパキシル10mgを一日夕食後0.5錠と書いてある。

今日の支払;Kクリニック710円  調剤薬局530円〔パキシル5mg 10日分〕

家に帰ってパキシルを調べてみると、SSRIといわれる精神薬らしい。こんな薬を長期間飲んで大丈夫なのかと思うが仕方がない。

薬のせいか不整脈が多く出る。

次回に続きます。

 


帯状疱疹の記録4

2012年12月18日 09時00分01秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の4回目です。

平成24518日(29日目)

 新宿のFクリニックで受けた治療の後も痛みは全く変わらない。酷い痛みの時は我慢できずに昨日もらった10%リドカインクリームを塗るが、かぶれるのか返って痒みが酷くなる。次男が心配して都内の有名なペインクリニックのリストをメールしてくれる。その中に国立のKクリニックが入っていて、ここなら通うのに問題ないし、評判も良いので明日にでも予約を申し込もうと思う。

平成24519日(30日目)

 朝、国立のKクリニックに電話すると今日16時に来てくれとのこと。素早い予約が出来てほっとする。

 JRを乗り継いで国立に行く。電車の中でも痛みが酷い。

 待合室には7,8名の人が待っている。受付をするとスタッフが今までの経緯を記入する用紙をくれる。今までの経緯、服用している薬、等を出来るだけ詳しく書き込む。その後、診察を待っている間にK医師の著書(21世紀のペインクリニック)を渡され、この本の中の帯状疱疹と神経ブロックの記載のある部分を診察室から呼ばれるまでに読んでおくように言われる。ページ数で30ページくらいの部分。

 その後、呼ばれて診察室に入ると、K医師の前のパソコンには先ほど私が記入したこれまでの経緯など情報が映し出されていてそれを見ながらの質問があった。

 K医師;「今まで沢山の病院を廻っていますがどうしてですか」

 私;「帯状疱疹後神経痛になるのが心配で、出来るだけ早く神経ブロックを行ってもらいたいと、神経ブロックが可能な先生を探していました。」

 K医師;「なるほど。帯状疱疹の場合、神経ブロック注射を初期の段階で行えば非常に良く効果を発揮します。しかし始めるのが遅くなると、効果が出ない場合もあります。あなたの場合は発病後もうすぐ1月経ちますので、残念ながら少しここにたどり着くのが遅すぎましたね。でもまだ効果の出る可能性は十分ありますから、今日から神経ブロック注射を行いましょう。発疹の位置を見せてください。……この位置なら肋間神経ブロックですね。隣の処置室に行ってください」

 処置室にはベッドが8台ほどあり、ほぼ患者で埋っている。これから注射を受ける人と、注射が終わって安静にしている人と半々のような感じ。

 10分ほどベッドの上で待たされて私の番になる。うつ伏せになって痛みのある左肩をベッドの端に寄せ、両腕をベッドの端からぶら下げるようにする。左肩の肩甲骨の当たりを消毒後、注射を2回続けて打たれる。チクリとする感じはするが余り痛くはない。

 私は、私の帯状疱疹の位置、状況から星状神経節ブロック注射をするものと思っていたが肋間神経ブロックという事でちょっとびっくりする。しかし、ペインクリニックの専門の先生がするのだから間違いなかろうと思って信頼してお任せする事にする。何回か肋間神経ブロック注射をした後、星状節神経節ブロックに変わるのかも知れない。このあたりの説明はK医師からは一切ないし、こちらからも質問はしなかった。

 注射が終わり、15分ほどベッドの上で安静にしたら、看護師さんが「終わりました、次回は来週ですが何時が良いですか」と看護師さんが聞くので、出来るだけ早くしてもらいたいので来週の火曜日という事にする。

 窓口で料金を支払う。Kクリニック1100円、調剤薬局0円

 非常に安い料金なのでびっくりする。

 注射を打った後、電車で帰るが、帰る途中も痛みが期待したようには減らない。気のせいか少し和らいでいるようにも思えるが神経ブロック注射が劇的に聞いているとは到底思えない。

平成24520日(31日目)

 ブロック注射の顕著な効果は感じられないが、以前よりは少しは良くなったかなと思う事もある。ロキソニンを朝食と夕食後に飲む。

 昨日K医師に下着が肌に当たると痒いと訴えると、「そういう人が沢山います。軽く当たると痒みが強いので逆に強く当たるように押さえると軽減する人もいます」と言われたので、胸に手を強く押しつけるようにしてみると、その時だけではあるが、痒みが少し和らいだ感じがする。

平成24521日(32日目)

 一日中痛む。ロキソニンを飲む。

平成24522(33日目)

 Kクリニックに行く。2回目の神経ブロック注射をする。

 朝9時ちょっと前にKクリニックに到着し待合室で待っていると丁度9時に処置室に呼ばれベッドに横になる。今日は先生による問診とか診察とかはなく、すぐにブロック注射が打たれるらしい。ベッドの横にいつの間にかKA医師がいて、

「○○さんお待たせしました。○○さんは神経ブロック注射を始めたのが遅かったのでなかなか効果は出ていないと思いますが、その後どうですか?気分が悪かったり、変わったことはありませんか?」と聞く。

 私「気分が悪かったりすることはありませんが、痛み、痒みは変化しません」

 K医師「この注射は直ぐには効果が出ません。ジワーと効いてくるという感じなので今の時期はそれで良いのです」

 話しをながら、一回目と同じように肋間神経ブロック注射をする。

 今後毎週一回、肋間神経ブロック注射をするとの説明がある。

 以前に、K皮膚科、N皮膚科でもらっていたロキソニンの手持ちがなくなったので、「新たに出してください」と依頼するとK医師は「帯状疱疹のこの時期になるとロキソニンは効果がないはずです。もし効果を感じているのなら、それは気のせいにすぎないと思います。ロキソニンは副作用も比較的強いので飲まない方が良いでしょう」と言われ出してくれない。

嫌がる患者を説得して山のような薬をだす医者が多い中、何という良心的な医師であろうかと感心する。

 神経ブロックの注射は今回も背中に肋間神経ブロックを行った。星状神経節ブロックでないのが気になるが、質問することも憚られるので止めた。

 本日の支払 Kクリニック500円。薬も出なかったので、500円のみ。何と安い事なのだろう。これなら電車賃の方がよっぽど高くついている。これで、このクリニックはやっていけるのだろうか。

次回に続きます。

 


帯状疱疹の記録3

2012年12月17日 07時00分34秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の3回目です。

平成24510(21日目)

K皮膚科に再々診で行く。

私;「かさぶたも大分取れています。痛みより痒みが強いです」

K医師;「順調です。痒みは痛みの一種で、痛みの程度の低いものと考えて良いでしょう。風呂は短時間(5分くらい)なら入っても良いでしょう。」

私;「帯状疱疹後神経痛になるのが心配ですが」

K医師;「帯状疱疹後神経痛になる事はないが、年齢もあるので毎日注射をする事も出来る」

私;「前からクレアチニンの数値が少し高いと言われていていますが、その注射は大丈夫でしょうか」

K医師;「腎臓とは関係のない注射なので問題ないが、そういうなら止めておきましょう。同じ軟膏とロキソニン、メチコバールを出しておきます」

どういう薬の注射か、いつまで注射を打つのか等の説明は一切なし。ひょっとして注射と言っているのは神経ブロックの事かなと気になる。

私;「痛みが酷い時、ロキソニンを何回も飲んで副作用はありませんか」

K医師;「副作用のない薬はありません。薬のデメリットと効果を考えて効果の方が大きければ薬を飲むことは良い事です。痛い時だけ飲んでください。」

この時私が本当に聞きたかった事は、痛みが酷い時、ロキソニンは飲むのだが我慢できるのであれば飲まない方が良いのか、それとも我慢していると帯状疱疹後神経痛になる可能性が高まってしまうので、我慢せずに飲んだ方が良いのかという事であったがうまく伝える事が出来なかった。

平成24515日(26日目)

4月20日に最初に診察を受けたTクリニックに行く。4月20日採血の血液検査の結果は異状なしとのこと。私の方から、前回の診察後皮膚科で帯状疱疹と診断された旨を伝える。

今は痒みが酷い事を伝えると、私の帯状疱疹の状態を診察して、「ちょっと試してみましょう」という事でレスタミンコーワの軟膏を出してくれる。

帯状疱疹後神経痛の為に神経ブロック注射をした方が良いか聞くが、T医師はそこまでは不要だろうと言われる。

家に帰ってレスタミンコーワを塗るが効果は全くなし。

平成24516日(27日目)

 痛み、痒みが酷い。インターネットで帯状疱疹後神経痛の情報を調べる。

出来るだけ早く神経ブロック等の対処をするのが大事だという事を知る。

症状が出て1月ほどになるのでもうギリギリのような気がしてくる。

読売新聞社から出ている「病院の実力」という本で、自宅から通えて神経ブロック治療の実績も多い新宿のFクリニックを見つける。

平成24517日(28日目)

 朝一番で、Fクリニックに電話して予約を申し込むと今日の12時に来てくださいとのこと。割と簡単に予約が取れて良かった。

 早速、電車で新宿に向かう。電車の中は混んでいて座れない。立っているのがつらい。

 途中から座れるが、座っていても痛みが酷い。発作的に左背中、左腋の下、左胸に錐で刺したような痛みが走る。その都度、顔おしかめるので一緒に来てくれた家内が心配する。

 11時ころFクリニックに到着。待合室には誰もいない。受け付けを済ませると、かなり詳細に今までの状況、現在服用している薬等を所定の用紙に記入させられる。それを窓口に提出後しばらく座って待つ。

 12時過ぎに診察室からF医師が出てきて「お待たせしました、今から、急いで昼食を済ませて来るからちょっとだけ待ってください」と笑顔で愛想よく言ってくれる。そう言いながらも話しが始まり、既に先ほど記入した情報を読んでおられるようで

 F医師;「帯状疱疹にはいい薬があります。リリカという最近出来た薬です。これはよく効きますよ。」

 私;「私はクレアチニンが少し高いと言われているのですがその薬は大丈夫ですか。それと私はACE阻害薬という血圧の薬を飲んでいるのですが問題ありませんか」

 F医師;「あっつ。その事はさっき記入してもらった用紙に書いてありましたね。確かにそうなんですよね。では何をしてもらいたくてここに来ましたか」

 私;「病院の実力という本を見て、帯状疱疹後神経痛にならないように神経ブロックが良いのではないかと思ってここに来ました。」

 F医師;「ああそうなんですか。神経ブロック注射は帯状疱疹後神経痛には効きません。それに神経ブロック注射は危険性もあるのでここではやっていません。ここでやっているのはレーザーを使った神経ブロックとか、ここで調剤した10%リドカインクリームなどです。 いずれにしても急いで食事をしてくるのでもう少し待ってください。」

 という事で30分くらい待たされて、初めて診察室に呼ばれる。

 正式な診察が始まるが、話だけが進行し帯状疱疹の症状の診察はない。待合室での話の調子とは違い何となく機嫌の悪そうな話し方である。話の内容はほぼ待合室での話と同じようなものであった。

私;「読売新聞の記事に帯状疱疹後の痒みに東大のS先生のクロニジンクリームが効くというのが出ていましたがどうなんでしょうか」

F医師「ああ、あの先生ね。ここにはそのクリームはありません。あの先生は“おたく”ですからね。私は誰がどこで何をやっているのか全部知っているのですから。私は○○○○医大ですけどね」

別にF医師がどこの学校を出ているか関係ないのだが。いずれにしてもここでは神経ブロック注射はしていないので、神経ブロック注射を求めているのなら他を当たってくれということのようである。

 私;「ちょっと聞きたいのですが……….」

  F医師;「質問はもう一問だけ」

 私;「帯状疱疹の痛みは我慢できれば我慢しても良いのでしょうか。それとも積極的に薬を飲むなり注射をしたりした方が良いのか、又はしないといけないのでしょうか」

 F医師;「それは、治療しなければ大変な事になります。ハイ終わり」

 その後看護師さんに案内されて処置室に行く。看護師さんが私をベッドに寝かせる。そこで私にどういう処置をするのか一切説明がない。多分レーザーを使った神経ブロックであろうと思う。

その時、さっとF医師が現れ、「ああ、場所を確認していなかった」と言いながら初めて私の胸、背中、腕の帯状疱疹の状態を見る。疱疹の出ている場所の鎖骨、肋骨の本数を数えて、「жёдпгц...神経ブロックで良いな」とか理解できない独り言を言っている。詳しい説明はなく、そのまま診察室に帰ってしまう。レーザーと思われるものを照射され、その後帯状疱疹の所に何やら薬を沢山塗って温める事もやった。多分10%リドカインクリームを塗ったのだと思う。

 何か分けのわからないうちに処置が終わって、次回の予約もなくこの日は終了となる。

 支払の窓口では、診療明細書と領収書が渡された。診療明細書には肩甲上神経ブロックと書かれている。多分これは注射ではなくレーザーを使った神経ブロックであろう。領収書は健康保険適用分と適用外の2枚に分かれていて、よく見ると、健康保険適用外は10%リドカインクリームの料金である。F医師は、このクリームは院内調薬剤とか言ってはいたが健康保険適用外との説明はなかったように思う。

 結局、次回の予約があるわけでもなく、わけのわからない一日となった。

後から考えてみると、F医師との話の中でどこかの時点でF医師が気分を悪くしてしまったのであろうと思う。多分それはリリカの件でACE阻害薬のことを私が話したからではないか、その為にF医師はプライドを傷つけられたと思ったのかもしれない。それと、東大のS先生のクロニジンクリームの話しも悪かったかも知れない。私としては何とか痛み・痒みの苦しみから逃れたいと必死で、しかし丁寧に質問をしていたつもりであるが。

付き添いで一緒に行ってくれた家内に「私の言い方で何か問題があったかな」と聞くと「そんなことは一切なかったよ」と言ってくれるのだが。

Fクリニックを出た後あいかわらず痛み、痒みは酷く、何も変わっていない。家に帰ってしばらく継続して10%リドカインクリームを塗るが効果は感じられない。

 本日の支払。Fクリニック;保険適用(3割負担)1400円、保険適用外500円

次回に続きます。


帯状疱疹の記録2

2012年12月16日 09時27分16秒 | 帯状疱疹の記録

前回に続き帯状疱疹の記録の2回目です。

平成24年4月25(5日目)

 昨日もらったバルトレックスの服用量が気になったので、薬を買った処方箋薬局に電話して聞いてみた。

薬局の薬剤師が出て、「このK皮膚科の先生は帯状疱疹の場合いつもバルトレックス500㎎を1回1錠、1日3回で出している」とのこと。「他のお医者さんはどうですか」と聞くと、「ほかのお医者さんは1回2錠、1日3回で出すのが普通です」との答え。オイオイどうなっているの。益々心配になる。

 この薬剤師さんに「私の処方箋を書いたK皮膚科の先生に帯状疱疹の場合1回1錠で良いのか確認してもらえませんか」と頼むと、最初は大分難色を示していたが最後には「お医者さんに確認して後ほど電話します」という事になった。

 薬剤師から電話が来る。「お医者さんに確認したら、“1回1錠で良いです。もし患者が希望するなら1回2錠でも出すから、直接患者を寄こしてください”という返事だった」とのこと。

 これは困った。私としてはどう判断するか。

 それでその薬剤師さんに「他の皮膚科医院はどこがありますか」と聞くと、N皮膚科の名前をあげ「評判の良い病院ですよ」という。

 大分迷ったが、そのN皮膚科に思い切って行き、いきさつを話し相談すると、「K皮膚科は理由は分からないが帯状疱疹の時バルトレックスを一回一錠、一日3回で出すのですよね。私は一回2錠、一日3回で出します」と即答する。

この付近の病院では皆知っている事実なのか!

 帯状疱疹は最初にウイルスを徹底的にやっつけるのが大事だということなので、後で後悔しないように結局一回2錠、一日3回を飲むこととしてK皮膚科での不足分をN皮膚科で出してもらう事にした。

 本日の支払。N皮膚科;1010円、調剤薬局;3470円(バルトレックス500mg21錠、ロキソニン、メチコバール、ノイロトロピン)

 後で考えると、本当はどうなのだろうかと思う。K皮膚科医師はむやみに必要以上の薬を出すことは患者の年齢から考えても腎臓等に負担になるし、経済的にも問題だという事で、皮膚科の専門医としての長い経験から必要最小限の量を出してくれたのかも知れない。

真実はどちらかと悩むがもう済んでしまった事なので仕方がない。一回2錠、一日3回を飲むこととする。

平成24426日(6日目)

 塗り薬を一日3回、水泡を崩さないように慎重に家内に塗ってもらう。体中が薬でべとべとしてしまう。痛みは相変わらず酷い。ロキソニンを飲んで寝る。ロキソニンは効いているみたいで、飲んでから6時間くらいは痛みが和らぐ。

平成24427日(7日目)

 痛みは酷いが、少しずつ外出するようにする。塗り薬が少なくなってきている。一日に一回にしようかと思う。風呂には相変わらず入らずにシャワーだけとする。

平成24429(9日目)

 朝から痛みが酷いのでロキソニンを飲む。気分が悪い。うつ状態。 

 ロキソニンを飲むと一時的に痛みが和らぐ。寝る前にも飲む。

 水泡の跡がかさぶたになって来ている所もある。

平成24430日(10日目)

 気分が良くない。早くすっきりしたい。

平成24431(11日目)

 ロキソニンは6時間ほどしか効果がない。続けて飲むと体に余り良くないと思いとロキソニンの後はカロナールを一錠と交互に飲むようにする。

 大分かさぶたになって来ているが、自然にはがれるのを待つようにする。

平成2452日(13日目)

 K皮膚科に行ってから一週間が経過。皮膚症状は少しずつではあるが目で見て良くなってきているように思う。痛みは相変わらず酷い。

 K皮膚科で再診を受ける。バルトレックスの量を増やしたことは報告しない。皮膚症状を見て

K医師「ほぼ順調のようだ、同じ塗り薬を出しておきましょう。風呂はまだシャワーだけにしておいてください。」

 私「痛みがまだ続いていますが、帯状疱疹後神経痛にはなりませんか」

K医師「大丈夫でしょう、念のために毎日注射をする方法もあるがまだよいでしょう」

何の注射かの説明は全然ない。

出来るだけ注射等の異物は体の中に入れたくないが帯状疱疹後神経痛にならないかの心配もある。

夕方カロナール、寝る前にロキソニンを飲む。

本日の支払。K皮膚科;570円、調剤薬局650円(塗り薬;ゲンタシン軟膏+スタルデム軟膏)

平成2453日(14日目)

カロナールでは痛みは殆ど取れない。ロキソニンを飲むと80%の痛みはなくなる。ただし効果は6時間しか持たないようだ。一日一回としたいが。

インターネットで調べると、安静が大事で無理をして体力を使ってはいけないと書いてあったので一日中家にいて静養する。

平成2454日(15日目)

ロキソニンを飲んで寝る。

平成2455日(16日目)

かさぶたが急に取れて大分皮膚状況が良くなる。痛みは相変わらず。

ロキソニンを飲んで寝る。

平成2456日(17日目)

御前2時過ぎに痒みで起きてしまって、その後寝られない。ラジオ深夜便を少しベッドで聞くが結局2時半くらいには起きてパソコンで帯状疱疹、痒みで検索して調べたりして朝まで時間をつぶす。

帯状疱疹の痛みが痒みに変わってきている。痛みもあるが痒みの方がまだ楽である。これは治りつつあるという事であろうか。

次回に続きます。


帯状疱疹の記録1

2012年12月15日 14時55分20秒 | 帯状疱疹の記録

帯状疱疹の記録1

平成24年4月、普段は元気で病気は殆どしたことがなかったのですが、突然帯状疱疹という病気になり、否応なく病院通いを強いられる事になってしまいました。

それ以来、沢山の人に御心配をかけ、又お世話になりました。病気が完治とまでは言えませんがほぼ苦痛を感じる状態から脱した今、少し余裕を持って振り返ると、この帯状疱疹を患う人は意外と多いという事が感じられます。

私の身近な人でも沢山の人が帯状疱疹を経験し苦労されています。又、今後運悪くこの病気を患う人がおられるかと思います。

このような人の為に私の経験が少しでも参考にならないかと、私の今までの経緯を日記風に纏めてみました。

平成24年4月中旬

この頃からパソコンの前で長い時間座っていると背骨が痛みだし、じっとしていられなくなるというような背中の痛み、又は左胸の中の心臓の当たり、左腕の内側に痛みを感じ、倦怠感も強い。又、良く咳が出る。

医者に行こうかどうか迷う。自己診断では狭心症とか、心筋梗塞の前兆とか疑ったがインターネットを見ていると多分神経痛ではないかと思うようになる。

関東ふれあいの道東京のウオーキングで無理をして疲労が重なったせいかなと思ったりする。

平成24421日(1日目)

近くの掛りつけのTクリニック(内科、外科)に行き診察を受ける。

狭心症、心筋梗塞がないか心電図を取る。血液検査のための採血もする。

胸、背中の目視、聴診、触診とかは何もなかった。

心電図の結果は異常がなかったが、測定時の脈搏が100/分あり医者は首をかしげる。

家に返ってもう一度脈搏を計ってみるように言われる。

心電図の結果、狭心症の可能性は少ないが念のためニトロの舌下錠を飲んでみて胸の痛みがなくなるか試してみることになる。家に帰って左胸や左腕に痛みを感じる時にニトロを飲んで見る。しかし痛みは変わらない事が確認されたので、狭心症、心筋梗塞の前兆ではない。

後は血液検査の結果で判断する模様である。

夜、風呂に入る時、裸になって鏡を見ると左肩上に赤いアザのようなものを一個見つける。ちょっと気になったが、そのまま風呂に入る。風呂からあがる時はその事はすっかり忘れていた。

夜中に背中、肩が痛み眠れない

平成24422日(2日目)

左の胸、背中当たりに何となく痛み、痒みの異常感が強い。

夜、昨日と同じように風呂に入ろうとする時、左胸、左背中、左腋の下、左上肢に赤い発疹を多数見つける。

昨日は一個の発疹を発見しただけだったが、今日は全く量が違いびっくりする程の発疹である。今までにこのような事は私自身にも家族にも全くない。

インターネットで調べると帯状疱疹のような気がする。

夜痛みで眠れない。

平成24年4月23日(3日目)

病院に行きたかったが、あいにく新しく購入した冷蔵庫が配達される日なので行けない。

背中、胸の痛みが酷いので、家内が頭痛用として病院で出してもらっていたカロナールがあったのでもらって飲んでみる。あまり効果があったとは思えない。

インターネットで更に写真などを調べると帯状疱疹の発疹と非常によく似ている。痛み、痒みが益々強烈に感じられるようになる。ほぼ帯状疱疹に間違いないだろうと思う。

夜眠れないので、いつもは飲んだことのないセルシンを服用して寝る。

平成24424日(4日目)

朝一番で近くのK皮膚科に入って診察を受ける。医者に今までの状況を説明し、非常に痛い旨を言う。診察した医者は、私の赤い発疹が体の左半分だけであること、帯状になっている事からやはり帯状疱疹であると診断する。

そして、医者は「症状が出て速く診察をしたので大事には至らないと思う。今はバルトレックスという帯状疱疹の特効薬があるのでそれを飲めば大丈夫だろう。もし、薬を飲んでも一週間して治らなければ、再度来てください。風呂に入ると悪いのでシャワーだけにしてください」等の説明をしてくれる。

最後に「特効薬のバルトレックスは高い薬です」と言われる。いくらぐらいですかと聞くと保険を使っても一錠1000円くらいすると答えられる。

本日、出された薬;バルトレックス500mg 1回1錠、1日3回、7日分

             鎮痛剤のロキソニン 1日3回 7日分 

             メチコバール(ビタミンB12)1日3回 7日分

             塗り薬(ゲンタシン軟膏+スタデルム軟膏)

薬局で薬を出してもらう。バルトレックスは医者が言うように高いとは思うが、一錠1000円とは程遠いものであった。

本日の支払K皮膚科;1010円、調剤薬局;3980円

家に帰ってから早速塗り薬を左胸、腋の下、左腕、左背中に塗る。発疹が水膨れとなり、一部破れて液が漏れ出ているところもあるので慎重にやさしく全面に伸ばして塗る。背中は手が届かないので家内に塗ってもらう。

痛みは益々酷くなる。皮膚がキリキリ、ヒリヒリ、と疼く。

この日以降、医者の処方通りの薬をのむ。ロキソニンは痛くてたまらない時に飲むが一日3錠までを守る。

インターネットで調べるとバルトレックス500mgは単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える薬であり、帯状疱疹の場合1回2錠、1日3回飲むと書いてある。

エッと驚く。私の場合、バルトレックスの規定量の半分しか出されていないのでは。

最初の処置が大事だと言われる病気なのに薬の量が半分で大丈夫なのかな。医者が間違ったのかな。それとも皮膚科の専門の医者なので私の年齢とか皮膚の状況を見て最良の判断をされたのかな。医者が薬の量を間違う事などありえないはずだしな、

しかし、薬の値段についてもおかしなことを言っていたな、大丈夫かなと疑心暗鬼になる。

夜痛みで寝付けない。

次回に続きます。