楽しい楽典6
※ギターの友1995年10月号から連載しました神林八平の「楽しい楽典」です。
図は写真を参考
音程について④
前月号の音程の練習問題はいかがでしたか?
右に解答をのせていますので参考にしてください。
協和音程と不協和音程
いろいろな音程を作る2音が同時に響いたときに以下のように協和音程と不協和音程に
分けられます。
上記のようになりますが、完全1度と完全8度は絶対協和音程といいます。2つの音を
鳴らすと完全に協和することを意味します。例えばある音が10 0ヘルツ( 1秒間に10
0回振動する)だとして、もう一方の音が200ヘルツだとすれば、この音程は1: 2の
関係ですから完全8度のオクターブになるわけです。ギターの調弦では、5フレット(@
弦は4フレット)を押さえて合わせる方法(完全1度)とオクターブ(完全8度)で合わ
せる方法をよく使いますね。また、完全4度はギターの解放弦で合わせる方法で使ってい
ます。ヴァイオリンの調弦は完全5度で解放弦を鳴らして合わせます。なお、音程の振動
数比は下記のような倍音列によるものですので参考にしてください。次回は倍音について
詳しく学びましょう。