ぶろぐ“あみん”

タイを中心にアジアの話題。
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★出てきたモノ

2023年10月13日 00時00分00秒 | 日常の話題
 ときどき、こんなタイトルの記事があるのですが(^^;
 ときどき、資料や何かの“発掘”をすると、とても懐かしいモノが出てくるからなんです^^

 今回は、タイ屋さんになる前の韓国屋さんだった頃のモノ^^ 年号を見たら、昭和でしたっっっ(^^; 令和平成昭和……(^^; まだ、社会に出たばっかりの頃? そんな頃のことです。

 まだ、NHKでの朝鮮語講座(講座名は、안녕하십니까 (あんにょんはしむにっか) ? ハングル講座)が始まって数年という頃の、番組の台本です。
 当時、この言語は呼び方で大もめになりました。研究者の間では従前から朝鮮語と呼ばれていました。私が大学で選択した講座も朝鮮語Ⅰ・Ⅱという名称でした。当時、朝鮮語講座が開設されていた大学は数少なく、学科があった東京、大阪の外国語大学、天理大学等(こちらは、いずれも朝鮮語学科や朝鮮学科という名称でした。現在の天理大は“韓国・朝鮮”という使い方になっています。)以外では、いくつかの大学しかありませんでした。
 しかし、その名称にはおよそ朝鮮語が使われていました。そのため、NHKでの名称も朝鮮語講座にしようとすると韓国系からクレームが入る。ならばと韓国語講座にしようとすると北朝鮮系からクレームが入る……。そこで、本来の言語名には触れず、文字の名前(한글(ハングル)というのは、偉大な文字というような意味の文字の名前)でハングル講座という言葉を使いました。日本語で言うなら、“ひらがな講座”というような感じです。ですから、時折耳にする“ハングル語”という使い方はおかしいことが分りますよね(^^; ひらがな語って、ヘンでしょ?

 で、当時の“韓国屋さん”の繋がりで、この語学講座のお手伝いに行ったという訳です。

 番組は、(録画なのですから、当然)編集でつぎはぎをして仕上げるものと思っていました。実際は、所要時間どおりに、全て放映の順番に、放映の時間に従って撮影していました。現地映像が流れるときも、それをきちんと流して通していきます。

 収録が終わったら、試写。おかしなところがあれば撮り直しをするのでしょうが、このときはありませんでした。

 その後、この朝鮮語を開設する大学も増えてきましたが、名称としては“韓国語”というのが多くなっています。1987(昭和62)年設置の神田外語大学には外国語学部韓国語学科が設置されました(2012年からは、外国語学部アジア言語学科韓国語専攻)。そして、じわじわと見掛けるのが“コリア語”(初出は京都外国語大学(第2外国語)でしょうか)。確かに、英語では“北”も“南”もKoreaですからねぇ。

 私見としては、やはり“朝鮮語”でしょうか。習ったときがそうでしたから。そのときの教授からも言われましたが、「講座名は朝鮮語ですが、皆さんが学ぶのは大韓民国ソウル地方のことばです」。ですから、実態から言えば“韓国語”なのでしょうが、「そうはいっても、私は韓国語とは呼びたくないんですよねぇ。学問としては“朝鮮語”なのです」という一言が忘れられないからかもしれません。
【2023年10月】
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