水漏れ。

まあまた、リフォームってより修理なんだが。

今度の昭和な家は、風呂場と壁一つ隔てて、勝手口になっている。
その勝手口の床に水が滲みて、安物フローリングの合板がはがれてきたのだ。
これはもう、どっかから水が漏れているのに間違いない。
入ったときから、この床は多少ブワブワたわんでいた。してみると、昨日、今日の水漏れでもあるまい。
床は腐っていて苦労せずに取れたので、とりあえず床下を覗いてみると、配水管の下が濡れているっぽい。
風呂のカランを交換したときシールが足りなかったかな、と思って、シールをしなおして、仮床を置いてしばらく様子をみることにした。
しかし、床下の水気はなくならず、いよいよきちんと見てやらなければならなくなったのだ。


ということで、その周辺を調べてみることにした。
壁を剥がすのはやや大変だった。
これが腐った床の上の壁の中。
立ち上がっている配水管は、風呂場のカランにつながっている。
あー濡れてるな。


濡れているカランの裏のアップ。
風呂場でカランの根元にシャワーを掛けると、水が入ってくる。
配管が壁に向くエルボと、モルタル壁の間から水が入るようだ。


もう一つ濡れていたのは、このアンカープラグ周辺。
風呂の鏡を固定しているスクリュのアンカーだ。
鏡を外してみると、何度か打ち直したのだろうか、アンカーの穴はいびつになっていて、水を掛ければ裏に漏れる。
これらからの水が壁裏と床を蝕んだのだ。


壁の裏はカビの花。
結露がカビを呼んだのだろう。


これも壁の裏。

対策として、水が入ることが確認できた箇所をコーキングで塞ぎ、床と壁は外した状態で数日乾燥させた。
水漏れは止まったが、冷水の配管はどうしても結露しやすい。鉄パイプだから、これは仕方ないか。


乾いた。


アンカープラグ周りも乾いている。


和室の床を張った杉無垢のフローリング材の残りで、床を作ってみた。
三角の床。
風呂場は、1坪の正方形の一角を落とした形になっていて、その落とした角が勝手口の上がり口になっているのだ。
何故こんな造りにしたのかは知らない。


乾いたようなので、壁を張った。
なんとか正月に間に合ったぞ。


元は、木目柄の化粧ベニヤに、クリーム色の耐水ペンキを塗ってあった。
表面的には一応キレイだったのだが、開けてビックリだったな。
クリーム色のがなかったので、アイボリー色の化粧ベニヤで修復した。


今回水漏れしていたあたりの壁は、パネルを再び外してメンテできるように、スクリュで固定した。


勝手口の床としてはオーバークオリティかな。
これも固定せず、外してメンテできるようにしている。
家もクルマと同じで、中古はいろいろ出てくるわ。
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