酒場のケンカじゃねんだから。


サンバー、出勤中にパンクした。


車載工具でスペアタイヤに交換する。
車載工具でやるなんて何年ぶりだべ。


スペアタイヤをホルダーから外す。


スペアタイヤは、なんと1993年03週製。
まさに当時モノ。


トレッドには、新品のマーキングがそのまま残ってるし。


ホイールのナット座面には、なんと塗装が傷一つなく残っている。
新車からの未使用品だなこりゃ。


ペチャンコになったタイヤのホイールナットをちょっと緩める。


指定のジャッキポイントに車載ジャッキをかける。


こんくらい揚げればいいかな。


スペアに入れ替え。


外したタイヤはホルダーに戻さずに、ホルダーだけ固定しとく。


パンクしたタイヤにエア入れたら、ショルダーのブロックの間の薄いとこに、1センチ以上ある裂け目ができてて、そこからエアがシューシュー抜けていた。
走ってるとき、割れたガラス瓶の底が、割れ口を上にして立った状態で、路上に落ちてたのだ。直前で気付いて回避しようとしたんだけど、対向車がいたりして避けきれず、踏んでしまった。
トレッドでもろに踏めば、多分瓶が砕けるだけだったかもしれない。あるいは、ショルダーでもブロックのとこだったら穴が開くまで行かなかったろう。運の悪いときってのはこんなもんだ。


エアは急激には抜けなかったし、仕事の約束もあったから、何とか仕事場までもってくれ、と念じつつ、直進でもカウンター当てながら走ってしまった。しかし念力が弱かったとみえて、仕事場まであと1キロくらいのとこでタイヤは完全につぶれてしまって、フラットタイヤで走ってしまったのだ。
それをやると、タイヤの折れ目が急激に摩耗する。エア入れたら、そのラインがコブみたいになってしまった。
裂け目も大きいし、このタイヤはもうダメだ。


当時モノ未使用品だったタイヤで、少し走った後。
サイドが細かくひび割れているのは、タイヤに付着していたシャシ塗料が割れてるだけのようだ。
やーまいった。誰だか知らんが、あんなとこに凶器放置すんじゃねえよバカタレが。
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