日曜大工。
風呂場の間口の修理。
どう直せばいいかを考えながら、作業は休みごとにチマチマ進めている。DIYなんて言葉が広まる前は、日曜大工なんて呼ばれてたよなこういうの。俺は日曜が休みと決まっている仕事じゃないけど、まあ日曜大工かなここんとこは。
さて、こないだまでで間口の敷居と方立をバラしていたけど、観察の結果、直すには結局敷居を全部とっかえるしかなさそうだ。そして敷居を外すには、控え壁という片引き戸を開いたときの納まりになる壁をバラさなきゃないようなのだ。
ということで、まず控え壁を外したのがこの写真。
続いて、残っていた敷居の半分を外した。
敷居の端は、柱に浅い臍ではまっていた。
間口側の柱にも臍組みしてあったんだろうけど、すでに腐って崩壊している。
床板が入るように溝も切られていたのを、敷居を外すときに壊している。
本来、柱、敷居、壁、床、と組んでいくのだろう。
部分的に直すには、本来の組み立て手順を変えてもなんとか形になるように考えなきゃなんない。
まだ少しアリンコが出てくるので、殺虫剤を吹いたら、柱の下は死屍累々。
イマドキの2x4でなく軸組和式建築なので、敷居は「根太」という材を使う。
根太に床板に入る段と奥の臍を加工して敷居を作り、垂木を加工して方立を作った。
一応よさげかな。
この日はここまでになるので、アリンコ上がらないようにダクトテープで養生する。
風呂入れるように、モルタル壁との取り合い部にはコーキング。
次の休みは、化粧ベニヤで控え壁を作る。
化粧ベニヤは2.5mmと薄いから、金切り鋏で切れてしまう。
壁を入れるには、壁板を受ける材が必要になる。
元々は方立側も溝を切ってあって壁板が入っていたのだが、方立を先に立ててしまったのでそうもいかない。
というか、細い溝切るのめんどくさくてヤだ。
そこで、壁板を受ける小垂木を壁の中に入れて、敷居と方立に固定した。
これで壁を釘打ちするだけだ。
壁板を打ち付けたら、敷居の甲丸レールを打ち付ける。
引き戸を調整して建て付ければ完成。
引き戸という構造上、戸と方立の間には隙間ができる。
引き戸と敷居の間にも隙間がある。
この辺が濡れていると、だんだん材が腐ってくるのだな。
なのであえて塗装はせず、濡れたら乾きやすさを優先することにした。
加えて、引き戸がなかった間使っていたシャワーカーテンをそのまま残し、引き戸と併用することで、間口が飛沫で濡れないようにする。
これでしばらくもたせれるかな。引き戸も傷んでるけど、それはまた次の機会だ。やれやれ。