シュリンク。
割れてしまったハブキャップ。
これを直してみよう。
こんなのを買ってみた。
バッテリーパックを作るときとかに使う、でかい熱収縮チューブ。
サイズは80φ。
平たく潰れた状態で、切り売りされていた。
大径熱縮チューブはなかなか高価だけど、コイツも35センチで1000円だった。
チューブを長さ25mmに切って、ハブキャップを入れる。
ハブキャップの外径は、口の一番大きいとこで73ミリくらい。
70φじゃキツキツかな、と思って80φのチューブにしたけど、こんだけガバガバなら70φでもいけたかもしれない。
ヒートガンとかバーナーとか、強めの熱源が必要になる。
とりあえず軽くフィットするまで炙って縮めてみた。
キャップもそもそもABS樹脂なので、加熱には注意が必要だ。一カ所を炙り続けると表面が融けて沸いてきて、やがて焦げてくるのだ。
また、キャップはそれなりに肉厚なので、熱をしばらく溜め込んで冷めにくいから、火傷にも注意だな。
裏から。フィットはしている。
ひび割れも閉じている。
でも、キャップが先細形状なので、このままだとチューブが表側に抜ける可能性がありそうだ。
キャップの口からチューブの縁が1-2ミリ出るように、チューブを引っ張り下ろす。
はみ出た部分を炙って縮め、熱いうちに平らな台に押し付けて折り込む。
全体をさらにきつく締まるように再加熱して、完成。
裏から。
これなら簡単に抜けることはないだろう。
割れたキャップを外して、
直したキャップ取り付け。
ナットの間にひび割れ部があるけど、きちんと嵌まって落ちそうな感じはしない。
これはかなり大きくヒビが伸びていたキャップ。
溶接で直していた跡がある。でもやってみればわかるけど、そう簡単にはいかない。
熱縮チューブ取付。
右が原形、左が熱縮チューブ巻き。
今回直してみた2個。
車体に付けたら、ヒビが少し開いた。つまり、本体が硬化して縮んでいるのだろう。
でも、ホイールの溝にキャップの爪がきちんと入って、手で引っ張ったくらいでは簡単に抜けてこなかった。
これなら十分使えそうだな。