シンジラレナーイ、の続き。
XT400E。
レギュレータの健康状態を知りたいのに、肝心のテスターがイマイチ信用できなくなっていて、頓挫していた。
で、新たに安いテスターを購入。
オーム電機のだから、信用してよかろう。
薄い手帳タイプでなく、006Pを使うタイプ。
手帳タイプはテストリードが交換できない物が多いので、あえて、ありきたりのバナナプラグが使えるコイツを選んだ。
さて、XT400Eだ。
エンジン始動前のバッテリー電圧を、新品のテスターで測定。
納得できる数字だ。
テストリードを古いテスターに差し替えて測定。
ダメだこりゃ。やっぱりイカレてた。
新品テスターは信じられると判断して、エンジンかけて、少し落ち着いてからの、3000rpmでの電圧を測定。
整備書による基準値は14.3-15.3Vだから、やや低い。
発電コイルの抵抗値は、3相とも1.1Ωを示したが、テストリードをショートさせたときの測定値が0.4-0.5Ωだったので、コイルの抵抗値は差し引きで0.6-0.7Ωとなる。基準値は0.52-0.78Ωなので、いいとこだろう。
なお、このテスターでは、0.1Ωの桁までしか測定できない。テストリードをショートさせたとき、測定値が0.4Ωと0.5Ωの間でふらついていたから、上記のように判断した。
コイルからレギュレータの配線にも異常はなかったので、レギュレータが劣化している、ということになる。
シートを外してリアフェンダーを外すと、レギュレータにアクセスできる。
オプションのキャリアは外さずに作業可能だ。
純正の47X系のレギュレータはなかなか高価になっているので、今回はSRXにも使った、「5WG-H1960-00」を使うことにした。これはこれでヤマハ純正だ。ざっと調べた範囲では、5WGはシグナス125の現地モデルみたいだけど、確定できる情報が見つけれなかった。
SRXの1JK系レギュレータのときと同様、マウントラグの厚みが違うので、取付スクリュは手持ちのボルトの中から、元と同じくらいの突き出しになる長さのを選んで交換。
取付穴のピッチは同じなので、ポン付けできる。
端子のアサインも同じだから、カプラも無加工でいける。
エンジンかけて電圧をチェックするのだが、始動後しばらくは電圧が落ち着かない。
電圧が落ち着いたら、3000rpm。
14.2Vあたりか。
整備書の基準値よりほんの少し低いけど、レギュレータが違うから、一概にダメとは判定できない。数値的にはきちんと充電できる電圧だから、これで様子見ることにしよう。