ミスルーティング。
SRX600。この状態で、間違いがある。
修正後。何が変わったか?
答えは、スピードメーターケーブルのルーティング。
三又のアンダブラケットの前からフェンダーのガイドに降りるのが正しい。
前の写真では、ケーブルはアンダブラケットの後ろからフェンダーのガイドに通っていて、ガイドが後方に引っ張られて、無理がかかっている。
マニュアルには、ケーブルやハーネスのルーティング図がちゃんとある。
これに従って組んだつもりでいたんだけどなあ。
2016年2月の復活作業の、フロントばらす前の写真では、ケーブルはちゃんとアンダブラケットの前を通っている。
アンダブラケットの後ろを通るべきタコメーターケーブルも、アンダブラケットの前を通ってしまっていた。
フロント復旧中の写真では・・・あー後ろからスピードメーターケーブル出てるじゃん。
ダメだな俺。
もうひとつ。これは、右フロントフォークの後ろから、ステアリングヘッドとヘッドランプケースの間を見ている。
フレーム左右のメインハーネスは、ヘッドランプケースの穴に入る。本来、ハーネスはステアリングヘッドの前で交差して、フレーム右のハーネスはランプケースの左の穴に、左ハーネスは右の穴に入ってなきゃなんないのだが、ご覧のとおり、交差させていなかった。
これでは、ハンドル切るとハーネスにかなりのストレスがかかってしまう可能性がある。
一度ランプケース内の接続を切って、ハーネスを入れ直す。
修正後。甚だわかりにくいが、ヘッドランプケースの左上後方から、ケースとステアリングヘッドの間を見ている。
電装の接続確認テスト。近目。
遠目。
ポジションライト。
フラッシャー。
よしよし。
フラッシャー付け根の上に付いてる黒いのは、鹿よけの笛。
あと、ミスではないけど、鳴りが悪くてなんとか調整していたホーンが、とうとう鳴らなくなってきた。
車庫を探したら、1本端子のバイクのホーンと、サンバーのホーンが出てきた。
SRXのホーン系統は、キーONでホーンに常時電圧が来ていて、ホーンスイッチでアースに落とすようになっている。
フレームはエンジン経由でアースにつながっているので、1本端子のホーンだと鳴りっぱなしになるので使えない。
で、サンバーのノーマルホーンを仮接続して試したらちゃんと鳴ったので、とりあえず付けることにした。ホーン自体がノーマルより少し大きいので、サンバーホーン側の取付ラグを削って調整した。サンバーホーンはカプラ用の端子なので、カプラ部を少し削って、SRXのL型♀平端子が入るようにした。
音は元のホーンよりかなり大きいけど、軽トラのノーマルなので、もちろん車検対応だ。音はノーマルの安っぽい「ビー」だけど、SRXより少し低音だな。
シロートだからって、こんな組み立てミスしててはいけない。今回のミスルーティングは短期的には作動に影響ないけど、長期的にはケーブルガイドやハーネスへの悪影響が考えられる。読者諸兄も十分ご注意されたい。