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「健康経営」はこれから脚光を浴びる!

2018-01-31 12:01:10 | 経営コンサルタント

今回のテーマ:「健康経営」はこれから脚光を浴びる!



先日日本経済新聞の地方版で横浜市が健康経営について認証制度を作ったとあり調べてみました。

4つの情報:●健康経営」について論文、●経済産業省は「健康経営優良法人」認定制度を開始、●東京商工会議所が
「健康経営アドバイザー研修(初級)」をEラーニングで、●メンタルヘルス検定についてです。

●東京大学政策ビジョン研究センターの健康経営研究ユニット特任教授尾形裕也は「健康経営」について論文を発表しています。
 内容は
「健康経営」と「生産性向上」の関連は欧米が早くから気づいていた。

 従業員の医療費や健康問題と経営との関連を示すひとつの象徴的な事例に、アメリカのジェネラルモーターズの経営破綻があります。
さまざまな原因がいわれましたが、、医療費負担が重いということが大きな要因として取りざたされました。
当時、トヨタが1台の車を作るのにかかる医療費の数倍が、GMの車にはかかっていると言われました。
つまり、医療費負担が企業経営そのものに関わってくるということが示されたのです。

欧米諸国では、この企業経営と医療費の課題について、すでに20年以上前に、大きな考え方の転換があったといわれています。
それは、医療や健康の問題を、病気になった人に対応して治療するためにかかるコストであるという考えから、
組織に所属する人は企業にとっての資産であり、それに投資をするのだという考え方への転換でした。

従業員の健康と生産性を同時に管理していくという考え方です。つまり、医療費を減らしていくだけでは十分ではなく、
従業員の健康と生産性の関係まで含めて考えていくことが、企業経営の重要な課題であるということです。

たとえば心身ともに健康であれば発揮できる能力を100として、それがなんらかの病気やけがによって8割しか発揮できないとしたら、
2割生産性が落ちているわけです。即ち「出勤はしているものの、病気やけがによって生産性が落ちている状態」です。
出勤しているが以下のような状態では生産性が落ちます。

1位「倦怠感」、2位「抑うつ」、3位「肩こり・腰痛」、4位「睡眠障害」、5位「慢性疼痛」と、メンタルに関連する疾病が上位にきます。

 健康経営を一生懸命やることによって、本当に企業業績はあがるのか……は、企業経営者にはもっとも関心のあるところだと思います。

アメリカの例ですが健康経営に熱心な優良企業と、一般企業の平均に対して、1999年に同時に1万ドルを投資した場合、13年後の
2012年にどうなるかということを仮想計算したものです。健康経営優良企業は最終的には17000ドル以上になっています。
一般企業平均のほうは、9900ドルになってしまっています。(この数値は投資に対して利益と筆者推定)明らかに健康経営優良企業の
ほうが長期的な業績がよいということを表しています。

上記の文は下記のホームページ(HP)から入手しました。
http://www.hataraku-ikuji.jp/visit/612#chapter1

●経済産業省は、「健康経営優良法人」認定制度を開始しています。昨年度は締め切りましたが来年度(10月頃か?)は
同様公募があると思います。
心当たりの企業があれば、申請のお手伝いなど如何でしょうか。
関連HPはhttp://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html

●東京商工会議所は健康経営の普及・啓発を担う専門人材「健康経営アドバイザー」を認定する「健康経営アドバイザー研修(初級)」の
eラーニングでの提供を行っております。

研修概要
(1)研修内容
 健康経営アドバイザー(初級)は、健康経営の必要性を伝え、実践へのきっかけを作る普及・推進者です。
 本研修では、健康経営が必要とされる背景、実践する際のポイントなどを学びます。
 ≪目次≫
  1.健康経営アドバイザー研修(初級)テキスト内容
    第1章 健康経営の背景
    第2章 中小企業の現状と課題
    第3章 健康経営に取り組むために必要なこと
  2.効果測定(選択式10問他)
 ※Eラーニングの受講所要時間は概ね2時間20分程度です。
 ※新規受講・更新受講共に同一の内容となります。
(2)募集期間
 毎月2回 (①1日~15日、②16日~末日)
(3)申込方法≪8月1日~開始≫
 ウェブ受付
 ※申込リンクは、本ページ内および「健康経営倶楽部」においてお知らせいたします。
(4)受講料金
 5,400円(税込、テキスト代、登録料含む)

この件でこの認定を受けて、仕事の紹介を東京商工会議所が行うかどうかについては、そのようなことはしない。
また現在は初級ですが、上級を構築中だそうです。
◎本件担当・問い合わせ先
東京商工会議所
サービス・交流部 会員交流センターTEL 03-3283-7670
http://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/


●メンタルヘルス検定
似たような検定では大阪商工会議所が「メンタルヘルス・マネジメント」検定試験を行っています。
コースはいくつかに分かれています。筆者は3年前だったと思いますが、Ⅱ種(ラインケアコース)を自己啓発のためにとりました。
企業のメンタル面で尋ねられたら、則対応できるためにもとりました。
この関係のHPは下記です。
https://www.mental-health.ne.jp/

この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。

http://www.compact-eco.com/

 

 

 


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