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日本経済団体連合会とエコピープル支援協議会訪問報告 「自分の得意なものは何でしょう?」

2017-07-20 17:14:22 | 経営・管理

今回のテーマ

・一般社団法人日本経済団体連合会とエコピープル支援協議会訪問報告

・「環境コンサルタントのつぶやき」No3

・再生可能エネルギーの現状No2 

●一般社団法人日本経済団体連合会とエコピープル支援協議会訪問報告

  6月末に上記2団体を環境社会創出委員会委員の石黒氏と私 福井が訪問しました。最初の訪問は一般社団法人日本経済団体連合会(以後経団連)ですが訪問目的は当環境事業部が今年度からCSRに取り組むことになりました。このCSRの取り組み現状を調査することにしました。日本国、経済団体、中小企業支援機関などがどの程度取り組んでいるか事前調査をした結果は経団連が最も熱心にかかわっていると思い、訪問しました。担当の教育・CSR本部 統括主幹(女性)と面会しました。統括主幹の話では経団連は企業行動憲章を20109月に大幅に改訂したが、改訂の理由はISO26000が発行されたこともあり「企業の社会的責任(CSRCorporate Social Responsibility)」を率先して経団連が果たす必要があるとの考えから企業行動憲章を大幅に改定したと話されました。統括主幹は最近CSRCSVの考え方が混乱しているのではと危惧されていました。例えばCSRからCSVへとかこの両者は車の両輪であるなどです。CSRはあくまでも企業にとっては基本になるものでこれをキチッと遵守することが先決であると話されました。その他に話されたことでは中小企業支援機関のCSRに内情についても話がありました。

  その他当会のコンパクトCSRを経団連から各都府県に周知できないか話しましたが、各都府県にある例えば一般社団法人神奈川県経営者協会などは独立機関でそのようなことはできないとことでした。 

エコピープル支援協議会訪問

  この協議会の実質的責任者は澤登さんですが元日本経営士会の外部理事だった人で最近は当環境事業部の「環境経営士養成講座」開催案内などをメルマガでお知らせいただいていますがその御礼ために訪問しました。その折同席された方は川瀬さん(株式会社ライフカルチャーセンター エグゼクティブプロデューサー)で東京商工会議所でECO検定とか福祉住環境コーディネーターの検定を企画・実施された方です。エコピープル支援協議会は新しい企画を考えているが日本経営士会も考えてもらいたい。新企画は環境と6次産業化、地方創成を可能にする新しいビジネス立ち上げる案を作ることです。何かアイデアがあれば返信ください。  澤登さんの日本経営士会について率直な感想を話してくれました。即ち「全国に12支部がありネットワークが作れるのが強み、しかし営業とか販路開拓が苦手?」これには反論しましたが確かに第三者から見ればそうかなと思いました。

「環境コンサルタントのつぶやき」No3(福井 著)
 「自分の得意なものは何でしょう?」苦手なところは減らす。 

経営コンサルタントになると職務経歴書の提出を要求されることが多々あります。今までの自分がやってきたことを年齢ごとに書きだすことをお薦めします。自分としてはとるに足りないことでも人によっては貴重な経験ととるかもしれません。これを書きだすと自分でも気づかなかったスキルがあるかもしれません。 

現在活動して心がけることは、例えばセミナー等に出た場合はテーマなど記録してください。また町づくり委員会にボランタリーで出ても積極的に活動し何らかの実績を残してください。実績ができなくても何か得るものがあるはずです。これも記録に残してください。 

最近 6次産業化プランナー応募用紙を見ても自分の経歴書を提出すると同時にその証拠書類の提出も要求されます。

自分の専門以外に他に2~3つの専門を持っていただければと考えます。

中小企業は種々の経営課題を持っています。「その案件は専門外です」はもったいない。自分ができなければ他のコンサルタントを紹介してください。(紹介料は報酬の2割の例もあります)次に自分の得意な分野以外で何を専門にすればよいかですが、クライアントは中小企業ですから「中小企業の経営課題は」とか「中小企業がコンサルタントに何を依頼しているか」などのデータが中小企業庁などのHPに掲載されています。中小企業白書にも掲載されています。中小企業白書は同様中小企業庁のHPに掲載されています。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H24/H24/html/k321000.html

 中小企業の経営課題でトップに来るのは、売り上げが減少、販路拡大、新商品開発などがトップに来ます。販路開拓については別途書きます。

●再生可能エネルギーの現状No2 

第2回 なぜ今RE(再生可能エネルギー)が注目なのか    

* REは自然界に存在しているエネルギー源でありどのように使用しても形や量は変わらない。自然の力で補充され繰り返し使えます。 何といっても大きなメリットは使用後に二酸化炭素起源の廃棄物が出ない。

* エネルギー資源としての調達や使用後の後処理費用が掛からない、 欠点はその量が大きく変動することである。

*  一方、地球上の化石エネルギー資源は有限でありやがて枯渇していくと考えなくてはならない。核燃料使用後においても発電設備、使用後の核廃棄物の処理と時間が大きな負担として次世代に回されていく。

* 省エネの考え方、方法は地産地消をベースにし使用したエネルギー量はデータ化し更に継続したPDCAサイクルによる電力使用改良改善を加えていく必要があります。化石燃料起源のエネルギーを順次減らし不足していくエネルギーをREで補充していく。それにはRE起源のエネルギーを新たに開発し確保していく必要があります。

* その代替えエネルギーとは何か。REの種類については第1回でその名称を挙げておいたが次次回第4回から各項目について説明していきます。                                               

                     第2回終わり 

                  寄稿者 経営士・環境経営士 林 久雄

 この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。

http://www.compact-eco.com/

 

 

 


中小企業基盤整備機構訪問記とサラリーマンとコンサルタントの違い

2017-07-10 17:04:30 | 日本経営士会

中小企業基盤整備機構訪問記会計セミナー開催のお勧め

・「環境コンサルタントのつぶやき」No2

・再生可能エネルギーの現状No1

 

●先日中小企業基盤整備機構に近藤副会長と訪問しました。たまたまこの機構が支援機関サポートという課があることを知り、近藤副会長にご同行を願い訪問しました。

支援機関サポート課は日本経営士会のような中小企業を支援している商工会、商工会議所、金融機関、認定経営革新等支援機関(当会はこれに該当します)をサポートします。

 

支援メニュウとして

1専門家による訪問・助言・施策情報の提供 

2講習会・勉強会の実施

3支援に役立つ情報・ツールの提供 です。

 

詳しくは各地域の本部までお問合せ下さい。電話番号は下記です。

 

北海道 011-210-7471

東北  022-716-1751

関東  03-5470-1637

中部  052-220-0516

北陸  076-223-5546

近畿  06-6264-8613

中国  082-502-6555

四国  087-811-1752

九州  092-263-0300

本部  03-5470-1581 

関連ホームページはhttp://www.smrj.go.jp/keiei/chiikiryoku/index.html 

同じ中小機構の人材支援グループ 会計セミナー担当者も同席され「中小企業会計啓発・普及セミナー」の開催をお願いされました。 

この会計セミナーは当会も数年前から取り組んでおり、担当から感謝もされました。

最近は開催出席者も落ち込んでおり、今年度は日本税理士会も協力するそうです。 

開催の基準も緩和されており10人以上の開催は変わりませんが2社以上と緩和(1社から数人で2社以上ならOkとなります)また商工会などが会合を開き同時に会計セミナー基本コース(1.5時間)開催でもOk

応用編は3時間コースでテキストなどは中小機構で用意します。

講師への謝金は12960/時間です。その他詳細は下記参照下さい。

http://www.smrj.go.jp/jinzai/seminar/001398.html 

コンサルタントにとっては会計は専門外とか苦手と思わず、この会計セミナー開催に向けて場所の手配、商工会などとの折衝、受講生の募集、チラシ作りなど自分で手掛けることにより力がついてきます。これを2-3回やり講師の話し方とか内容が理解できるようになれば、1人でもできるようになるかもしれません。         中小企業を支援する場合は財務諸表を理解することは必要です。             担当講師の交渉ともなりますが、上記の謝金の一部は還元してくれるかもしれません? 

●「環境コンサルタントのつぶやき」No2 

 今回はサラリーマンとコンサルタントの違い 

 私の経験から話しますと約40年間の会社勤めを終え、自分なりの覚悟(理念)を持って日本経営士会の経営士になりました。先輩からまず名刺をつくること、自分の得意とすることはA4のチラシにして持ち歩きなさい。新しい人と合ったらまず名刺を出しますが名前と住所、連絡先、そしてこれは重要なことですが何を専門にしているか記入しなさい。といわれました。ただ日本経営士会の経営士とか環境経営士だけを名刺に記載するのはもったいない。何ができるかは書くことが重要だと言われました。せっかくの名刺交換ですから自分の特技を書くことが大切です。出来れば自分のホームページ(HP)をつくり名刺に加えて下さい。前回だったかJIMDOなどのHP制作ソフト・配信はKDDIの宣伝が入りますが無料で作れることを伝えました。作り方がわからない方は最寄りの図書館または2000円位で本屋さんから解説書をご購入下さい。                                   私がこの世界に入ったときは自分1人ですべてやることになりどこにリスクがあるか大変だなと思いました。サラリーマンは自分の仕事上のミスで会社に損害を与えても始末書位で済みましたが、この世界は自己完結型となります。

自分の仕事は自分でとってくることになります。会社では営業部隊がいましたが、自分でいかに工夫して取ってくるかです。(営業は日本経営士会がやることだと考えられる方もありますがやはり自分で開拓する方が力がつくかと思います) 

自分の専門でこの世の中から仕事が捕れるか、トレンドは何か情報を集めながら自分の専門を増やす必要もあろうかと思います。企業では顧客のニーズを掴み商品開発をしていますが我々にとっても自分の専門は世の中の方向に合っているか確認して増やしていくことが必要です。 

私は企業にいたときは調達品のコストダウンを手がけました。この関係もあり約13年前ですが私はコストダウンが専門ですと名刺、チラシ、HPなどで宣伝しましたが顧客はほとんどいませんでした。このことからこれからは環境、福祉、農業 ITだと考えその関係の情報を集めたりしました。                     このように専門もふやしていく必要があります。 

要するにサラリーマンとコンサルタントの違いは営業、顧客獲得、契約(幸いにも顧客を獲得したら顧客と契約を取り交わします。契約については別途環境ニュースでお伝えします)、謝金の入金はすべてやります。これに伴う新商品(コンサルタントは自分の専門の深堀、他分野への進出)開発を実施することになります。 

大変だなと思われるかもしれませんが、支援した企業が立派に成長できれば汗をかいた甲斐があったということです。   

私たちの生活環境と再生可能エネルギー(REとの関わり(低炭素社会への貢献)第1回 

* 我が国はエネルギー資源少が少なく化石燃料の大半を海外から輸入せざるを得な  い状態です。我が国のエネルギー自給率は原子力を除くとほぼ4%程度であると分析されています。REは定義として「自然環境の中で繰り返し起こる現象から取り出す エネルギー」を意味しています。従ってこのエネルギーはいつでも繰り返し利用できます。

* その具体例として風力、水力、太陽光、波力、潮力、潮汐流(流水)、太陽熱、地熱、地中熱、海洋温度差、雪氷熱、バイオマス、などが挙げられます。

* 太陽は内部で核融合反応が続いています。参考までに関係するエネルギーの量を挙げてみると

* その放出エネルギー量は 1.2x10の34乗ジュール(J)

* そのうち地球に到達しているのは5.5x10の24乗Jと推定されています。

* 一方世界のエネルギー消費量は5.0x1020乗J(140兆キロワット)

* 日本の最終エネルギー消費量は1.4x1019乗J (   4兆キロワット)と見られています。

                             第1回終わり

                   寄稿者 経営士・環境経営士 林 久雄

以前に太陽光について発信しましたが構成をしなおしました。          この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。

日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。

http://www.compact-eco.com/