妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護にまだまだ希望が持てます(2)

2013-04-07 11:41:34 | 認知症介護

施設の生け花シュンラン

昨日の夕食介助の報告

4年ほどお世話になった老健12日に特養に移転することになった・・・

7年前に デイサービスを利用していた特養です。この時点で当特養に入所は申し込んでいた。

家庭内の事情で入所が決まるまで グループホーム入所を選んだのですが 特養入所まで

8年待機しました。


8年前の妻は 要介護度2で 少し見守る程度で日常生活は普通に家事は出来ていた。

デイサービスには仕事に行っているつもりで帰宅してから その日の仕事を思い出して細かく話していた。

特に厨房の話が多かった。

しかし 話の内容は以前勤めていた会社の話が主だったのです!?


グループホーム移転のとき 妻に転勤になった 栄転になった 住み込みの会社などと騙した

言い訳をしたのが心苦しかったが 妻は嬉しいような表情を見せたのが記憶にあります。


グループホーム生活も アルツハイマー病ゆえ入所僅か2年で病状が進み その施設での対応が

適さなく介護が難しくなったので 私の判断で老健移転を決めたのです。


老健入所時は まだ少し歩けたし自力で食事は出来た。会話も成り立っていた・・・。

何と言っても持ち前の笑顔いつも絶やさなかった・・・今年になってあの笑顔一度も見せてなかった。


アルツハイマー病がここまで重度になりもう二度とあの笑顔は見られないと覚悟は出来ていたのが

昨日対面して直ぐに私を見つけて あの暫く見せなかった笑顔で 隙間の広がった前歯をみせて私を

無言で見つめ続けた・・・・。

 

3日の日に 数か月ぶりに息子と対面した時にも息子にだけ笑顔を見せたが この時だけだと

思っていた。わが子を見て脳の機能の何かが働きだしたのかと思う・・・。

私は 今現在の介護を続けていれば いつかは喜びも期待できると信じます