この日、朝から中央道を一路北上、長野県の安曇野をめざしました(2022/6/19)。
途中、駒ケ岳サービスエリアで一服。雪が少し残っている背後の山は、中央アルプスです。
諏訪湖の手前で長野道に入り、松本インターで下道におりました。その後、北アルプスの方向に向かって西に走ると、
一面に、真っ白な小さな花が咲いていました。
「えっ!? もう、そばの花?」
車を止めて確認したら、間違いなくそばの花でした。早生品種でしょうか。
さらに走ると、
「記念碑」と刻まれた記念碑がありました。
その周りの木は、リンゴの木。すでにピンポン玉大の実がついていて、色は少し赤くなっていました。
そば畑とリンゴ園が続く道をさらに走って、安曇野みさと温泉近くの室山池にやって来ました。
●室山池
池の近くに車を止めて、下の池をのぞくと、
「おっ、すでに先客がおいでだ」
池に下りて行くと、
池の手前、一面に赤いスイレンの花が咲いていました。
桟橋に行って、近くから見ると、
白い花もありました。
スイレンを見ながら、桟橋の奥まで行きました。
お客さんが少しずつ増えてきたので、ここらで撤収。
と、桟橋を帰っていたら、
「あっ!! カメ」
アカミミガメでした。
何度も何度も、スイレンの葉に上がろうとしていました。結末は想像できたので、カメのチャレンジを見届けることもなく、室山池を後にしました。
●大庄屋山口家
スイレンの花を見たあと、10分程度、北に走り、アルプス安曇野公園の近くまで来ました。
すると前方に、白壁の塀に囲まれ、太い杉の木が生えた大きな旧家が見えてきました。道端に車を止めて近づくと、
青モミジの枝が垂れ下がった奥に、りっぱな門がありました。
「門の前の水路、すごい水流だね」
説明書きがあったので読むと、ここは大庄屋(おおじょうや)の山口家。江戸初期からこの地の庄屋を束ねていたそうです。現在もお住みですが、邸宅内にある日本庭園は見学できるそうですよ。
われわれは先を急ぐ旅、今回は門先で失礼しました。
このあと、進路を東にとり、じてんしゃひろばをめざしました。
道の左右は、こんな光景。
「茶っぽいのは、収穫まじかの麦だね」
田植えが済んだところもあれば、まだ麦が残っているところもありました。
じてんしゃひろばに近づくと、こんな光景が。
「えっ! これ、何?」
麦畑の中に、花が咲いていました。下車して近づいて見ると、ヤグルマソウでした。
実はこの光景、安曇野のいたるところで見られました。
「安曇野の人! これは何ですか? 教えてくださーい!」
聞こうにも、近くに人はいませんでした。
つづく