たかが親子されど親子、そして兄弟そして夫婦そして自分

いづみかほるの様々な想い(世のファミリーをテーマにエッセイ風に綴っています)

親の視点 子の視点 理屈を越える感情

2009-08-12 07:45:09 | エッセイ風
親側も子側も、それぞれの視点で理屈的に間違いのないことを必死に主張することがありますよね
でも、人間には理屈を越える感情というものを持っています。
ましてや、親子はお互い複雑な思いを抱きます
だから特に解決しにくいし、厄介だったりするんですね。

親の子への思いは、子へは理屈的には理解できても、微妙な気持ちまでは伝わりにくいのです
子は、有り難いと感じたり負担と感じたりです
親は、無償でありながらも時に空しく感じる時がありますね

子は子で、親に対して常に思いやりを持っていたとしても、その気持ちをわかりやすい表現で親に投げられない時もあるようです
だから親は、子が投げている思いやりに気付きにくいのです。
でも、子はそのわかりにくい投げ方の問題よりも受け取れない親側にその怒りをぶつけてしまったり……それが甘えなんですよね。
そして親も、受け取れない自分の問題よりも子の投げ方の不器用さを嘆いてしまったり……それもある意味子への甘えなんですよね。

そもそも、甘えを受け止めあうことこそも親子だと思うのです
でも、時には甘えが過ぎたり、受け止める側の許容に隙間がなかったりの場合もあるんですよね。
そしてそんな時、相手の甘えや許容のなさを責め、自分の視点での理屈を繰り返して解決を図ろうとしてしまう、それが人間ですね。

しかしbutしかし……
そんなことを繰り返しながらも、親子は成長し絆を深めるんでしょうけど

親と子はいつも甘えと無意識に戦っているようです

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