緊張の中でも見せた「つよみ」

今日は、グレンツェン・ピアノコンクール東京本選会でした。

お昼前に出番が決まっていたＭちゃんの演奏を聞きに
浜離宮朝日ホールまで行ってきました。

高学年の彼女は　アトリエの中でもお姉さん的存在。
落ち着いた物腰と柔らかな笑顔が印象的。

ほんわかとしたイメージとは裏腹に
芯はとてもしっかりしていて
冷静な判断ができたり、秘めた熱い思いがあったりと
徐々に「大人」な顔ものぞかせてきている。

ステージに出て来る前、彼女の出番の
２～３人前の演奏者あたりから少し椅子の位置が
ピアノに近すぎるかな・・と少し心配していた私、

椅子の高さだけ変えて座るかな？と思っていたら、
座る前から椅子の位置をサッと直した彼女。
もう、それだけで、「よし！大丈夫、落ち着いてる」と
思えた。

そして、演奏後、そっと私の肩を後ろからトントンと
叩いて、チョコンと席に座ったＭちゃん。
「どうだった？」と尋ねると
これまた冷静に自分の演奏を振り返り話してくれた。

私は、午後にレッスンがあったので
成績発表までは一緒にいられなかったものの
夕方、次の関東地区大会へコマを進める権利を得ることができたと
お母様から喜びのメールをいただきました。


でも、彼女自身は、この成績に満足していなかったようで・・。

１分足らずのステージの中で、
彼女のつよみを感じながら　楽しく演奏を聞けた日でした。

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