在沪日記

流れゆく人生を残すブログ マウイ オアフ 上海 シンガポール そして日本

ダイヤモンドステークス

2024-02-13 | 蜻蛉房だより
 近所のしだれ梅が花ほころびはじめた。

 毎年梅が咲くと「ああこれからすこしずつ暖かくなるのだな。やれやれよかった」と思う。

 今週の土曜、東京競馬場でダイヤモンドステークスが行われる。

 毎年ダイヤモンドSの週が「寒さの底」というのが私の感覚。


 学生時代。

 ダイヤモンドSの週は期末試験の直前で学生仲間の部屋に数名でかわるがわる泊まり込みでレポートを書いたり過去問を解いたりしたものだ。

 得意な科目のレポートを替え玉で書いたり・・・・・・

 そのほかいろいろと小悪事を働いて単位取得を目指した。

 不思議なもので自分の部屋で書いたレポートの内容はほとんどおぼえていないが、その「合宿部屋」で代筆したレポートは記憶に残っている。


 
 毎年この時期になると思い出す、府中の長距離戦にまつわる記憶だ。

 レースの時期や開催場が変わるとそういう風情がなくなる。

 競馬ファンならわかる季節とレースにまつわる思い出。

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完熟黒バナナカレー

2024-02-06 | 蜻蛉房だより
 完熟黒バナナカレーを30数年ぶりに食べた。

 近所に住んでいた友達、H君。

 彼の父君は一流の老舗ホテルで修行した人で、当時は大手電気メーカーの社員食堂で料理人をしていた。

 H家の風呂が壊れてしまったため、三日間ほど我家の風呂を貸してあげたことがあった。

 彼らの風呂が修理完了となった次の日、H君の父上が「お風呂のお礼に」とお手製の「真っ黒になるまで熟したバナナ入りのビーフカレー」を持ってきてくれたのだ。

 レシピと一緒に。

 そのカレーはいままでに食べたことのない豊かな味わいだった。

 H父が修行したホテルのマカナイで出されていたものだったそう。


 そのカレーをもう一度食べたくなり、レシピを思い出した。

 ハウスジャワカレーを使うのだが、「一週間ほど熟成して皮が真っ黒になりほのかにアルコール臭がするくらいのバナナ」と「ジャム状になるまで炒めたタマネギ」を入れることが必須なのだ。

 当今「炒めタマネギ」はアルミパックで市販されているので、バナナだけじっくリと時間をかけ準備すれば簡単に作れる。

 40年ぶりに作ってみたカレーは、Hシェフが作ってくれたカレーにはおよばないけれど、なかなかのものだった。




 
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ネット亡国

2024-02-01 | 蜻蛉房だより

  難病患者に対する嘱託殺人のネット記事を読んだ。

 ALS患者を死にいたらしめた医師が殺人罪に問われている裁判だ。

 訴えられている医師は「医療費を食い潰す老人や障害者は殺すべき」という考えを持っていると伝えられていた。

 一般人のコメントを読んだがこの医師の持ついわゆる優生思想を批判するものがあまり見受けられなかった。

 まずそこを問題にすべきなんじゃないのか?と思ったがそうでもないらしい。

 またこの医師を「安楽死」の実行者として擁護する意見が多かった。

 いつもの「法を犯してるんだから絶対に悪」という意見を述べるアホが少なくて驚く。

 いつもあんだけ「法は正義」とかいきまいてるじゃないか。

 あの元気はどこ行った?

 違法薬物事案なんかではウヨウヨわいて出てくる「悪法といえども法は法」というもう箸にも棒にもひっかからん愚民。

 彼らが出てこないところにネットコメントの闇の深さを見る。

「ああコイツらって根の深い洗脳をくらってるのか、はした金のためにコメントしてんのか」という疑いは私のなかで強まるばかりだ。

 SDGSだジェンダー問題だ温暖化だ隣国が攻めてくるだチョウチンだ。

 みんなカネ儲けのためなんじゃないの?

 それともだまされてるの?

「長生きなんてするもんじゃねーなあ」と思うのはこういうときだ。

 野生動物は自分の死に方なんて選べない。

「人間様」は「動物」よりも上等だから自分の死についてあれこれ考え、望みをかなえられる特権を与えられてる?

 それともそれは人間の傲慢か。

 実は人間なんて他の種からしたらゴミみたいなものかもな。


 
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