在沪日記

流れゆく人生を残すブログ マウイ オアフ 上海 シンガポール そして日本

上海201X-022

2022-07-29 | 上海201X


 夕食の後、果物を買いに来る人たちをねらったリアカーフルーツショップ。

 この画像を見ていると、「ああ、あの夏の夜、俺は確かに上海のあの街角
にいたんだ」と強く思う。

 いま考えていることとまったく別のことを思っていた人生のひとコマを見て
ている。

 今の一瞬が実に尊い。

 そしてあの上海の夏の夜の一瞬も尊いものだったということ。

 2010年代 上海の街角
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無錫では桃が熟れるころ

2022-07-16 | 上海とはずかたり
 上海にも梅雨がある。

 日本列島に横たわる梅雨前線。

 その西端が華南までのびてくると、上海も梅雨入りだ。

 ただ雨の降り方が違う。

 東京のように何日間も雨が降りつづくことはない。

 日中、数時間だけ強い雨の降る日が2週間ほどつづく。

 それが上海の梅雨。

 梅雨が終わるころ、水蜜桃が旬を迎える。

 華南は桃の産地だ。

 戦前の日本には「上海水蜜桃」という名の桃が流通していたらしい。

 もちろん今でも无锡(江蘇省・無錫)の水蜜桃は名高い。

 かの地から運ばれた水蜜桃が6月半ばから上海の街角に顔を出しはじめる。



 住んでいるフラットの前に移動果物店がやってくる。

 トラックの荷台にフルーツをのせた行商人だ。

 我家では彼らをフルーツ・トラック、略して「フルトラ」と呼んでいる。

 残念ながらフルトラで買うよりも、店舗を構えた果実店の方が品が良い。

 やはり看板をもたない商売は限界がある。

 同じ「看板あり」のフルーツ・ショップでも、繁華街にある立派な店はあまり利用しない。

 一番いいのは小区の入り口にあるような半露店の果物屋。

 上海の人々は夕飯のあと散歩する。

 そしてこのナイト・ウォーキングのついでに明朝食べる果物を買う。

 自分の住む小区の果物屋に並ぶ品がよくなければ、となりの小区の店舗まで行ってしまう。

 なんてったって散歩なんだから。

 少々の距離なんか気にしない。

 いいかげんな品物を置いたら買ってもらえないのは店側もよくわかっている。

 かくして小区の果物屋のレベルは高くならざるえないのだ。



 そんな小区のフルーツ・ショップで无锡の水蜜桃を買う。

 雨上がりの夕方、舗装が悪くてやたらと水溜りだらけの道をあるいて家に帰る。

 西の空は夕焼け。

 明日は晴れそうだ。


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渡辺通り一丁目の飾山

2022-07-13 | 蜻蛉房だより
 7月13日、今日は「集団山見せ」。

 渡辺通り一丁目の飾山。



 表は池田屋騒動の新撰組。



 見送は「アンパンマン」

 コロナにアンパーンチだ。
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3年ぶりの山笠

2022-07-12 | 蜻蛉房だより
 
 「今年の西流れの人形の手がWESTのWになっとるんですよ」とタクシーの
ドライバー。

 3年ぶりに山笠だ。

 できてよかった。

 今日は「追い山ならし」。

 無事行われた。

 疫病退散のために800年前に始まったんだから、コロナのときこそやるべきだ。



 新天町の飾り山、見送はやっぱりサザエさんだった。



 新天町の表



 ソラリアの表



 ソラリアの見送

 体調と相談して他の飾山も見に行けたら見に行きたいな。
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上海201X-021

2022-07-03 | 上海201X



 一斉に日傘の花が開く。

 梅雨が明けると肌に刺さるような日差しが容赦なく降ってくる上海。

 「美白」にこだわる上海娘たちにとってパラソルは必需品。

 おもいおもいの日傘の列。

 日傘を忘れたのかな、相合傘。

 2010年代 上海の街角。
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