在沪日記

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テキサスロックンロールスシ&バー

2023-04-19 | 諸国つれづれ
「テキサスロックンロールスシ&バー」

これを単語に分けて、それぞれの単語から思い浮かぶものを想像してみてほしい。

「テキサス」

「ロックンロール」

「スシ」

「バー」

 そして全てをつなげて音読してほしい。

 「テキサスロックンロールスシ&バー」

 この組み合わせは絶対に「ワザと」だ。

 そしてこの店名を思いついた奴は限りない天才だ。

 そうとしか思えない。

 僕はこのシュールな混沌のとりこだ。


 ハワイの情報雑誌で他のレストランと同列に紹介されていて、もうそれが悪い冗談としか思えなかった。

 アメリカン料理「チャックス ステーク ハウス」うん、うんチャックさんがやってんのね。

 イタリアン料理「アランチーノ」そうだよね。ボンジョルノ。

 日本料理「弁慶」うんうん。まあ高級和食だとやや「?」はつくけど居酒屋だったら「弁慶」はありだよね。

 アメリカン料理「テキサスロックンロールスシ&バー」・・・・・・オーイエーロックンロール!アイウォントスシ!レッツ・ゴー・クレイジー!

 悪い冗談でしょ?

 行きましたよ、もちろん。

 ワイキキハイアットの一階か地下だったと思う。


 
 ベースボールキャップをかぶった白人のお兄さんが寿司を握ってくれる。

 僕らはローリングストーンズのライヴ映像と、NFLの録画映像を交互に鑑賞しながらクアーズで「スパイダー・ロール」や「ザ・キャタピラー」なる巻き寿司を堪能した。

 さんざん「ウソ寿司」を食べ終えてお姉さんに「チェック、プリーズ」したら、派手なラメいりTシャツのウエイトパーソン女性は、

 「あなたがたまだ『ディナー』を食べてないじゃない。ステーキかBBQはどう?」とのたまわれた。

 いや、もう腹いっぱいですから。

 これはもう今から20年以上前のお話。



 いまでこそ日本で「カリフォルニア・ロール」やら「レインボー・ロール」やらを食べられるようになった。

 ただ2000年代初頭にはまだそういう寿司が日本では食べられなかった。

 だからハワイに行ったらかならず一回は「ウソ寿司」を楽しんだ。



 もう世界のいろいろな街にウソ寿司屋はあるし、ウソ寿司屋のレベルが上がってしまって「なんじゃこりゃ」っていうブッ飛んだお店はない。



 

 
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2023年の桜

2023-04-13 | 蜻蛉房だより



今年もなんとか桜をみられた。病院に向かう途上、タクシー•ドライバーが気を利かせて満開の桜並木を通ってくれた。

あれはちょっとこの世のものとは思えないくらいの美しさだった。
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