在沪日記

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完熟黒バナナカレー

2024-02-06 | 蜻蛉房だより
 完熟黒バナナカレーを30数年ぶりに食べた。

 近所に住んでいた友達、H君。

 彼の父君は一流の老舗ホテルで修行した人で、当時は大手電気メーカーの社員食堂で料理人をしていた。

 H家の風呂が壊れてしまったため、三日間ほど我家の風呂を貸してあげたことがあった。

 彼らの風呂が修理完了となった次の日、H君の父上が「お風呂のお礼に」とお手製の「真っ黒になるまで熟したバナナ入りのビーフカレー」を持ってきてくれたのだ。

 レシピと一緒に。

 そのカレーはいままでに食べたことのない豊かな味わいだった。

 H父が修行したホテルのマカナイで出されていたものだったそう。


 そのカレーをもう一度食べたくなり、レシピを思い出した。

 ハウスジャワカレーを使うのだが、「一週間ほど熟成して皮が真っ黒になりほのかにアルコール臭がするくらいのバナナ」と「ジャム状になるまで炒めたタマネギ」を入れることが必須なのだ。

 当今「炒めタマネギ」はアルミパックで市販されているので、バナナだけじっくリと時間をかけ準備すれば簡単に作れる。

 40年ぶりに作ってみたカレーは、Hシェフが作ってくれたカレーにはおよばないけれど、なかなかのものだった。




 
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