在沪日記

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2031-11-07 | あいさつ
 在沪日記(ざいふにっき)

 いろんなところで暮らしてきた。その記録です。フィクション含む。

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 上海201X・・・・・・2010年代、上海の街頭写真

 上海とはずかたり・・・・・・思い出の上海

 マウイしまへようこそ・・・・・・ハワイ、マウイ島がテーマの文章

 ワイキキの影・・・・・・ハワイ、ワイキキがテーマの短い文章

 もういちど食べたい・・・・・・過ぎ去った食の記憶

 諸国つれづれ・・・・・・いろいろな場所でいろいろなことを

 蜻蛉房だより・・・・・・日々の雑感、由無し言
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日本競馬の夢

2024-04-12 | 蜻蛉房だより
 今年の桜花賞が終わった。

 馬券は買わないのでスポーツとして勝負の世界を楽しむために競馬を見ている。


 血統はおもしろい。

 ここ2年ほどはディープインパクト王朝から次の王朝への過渡期。

 キタサンブラックか、やっぱりまだ少しの間カナロアか、と思われたがどうやら王位に就くのはキズナらしい。

 まさに「血統」だ。王の座は父から子へ。

 暮れの二歳G1からの流れを見ていると、「キズナ対新しめの内種牡馬産駒」か「キズナ対外国の種牡馬」という構図になりつつある。


 つぎに、桜花賞で上位に入線した馬を見ていると。「上り3ハロン」の持ちタイムで「コンスタントに33秒台」を出せる馬で占められている。

 もし皐月賞も同じような結果になるのなら、出走メンバーの中で上位にくる馬は3〜4頭に絞られる。

 スタート後ヒッカカる心配なく出していけて、いいポジションが取れる気性の良さ。

 それに上りのキレ。

 先団や中団から直線、早めに抜け出して伸びてくる馬が勝つ。

 気性に難があり後方待機を強いられる馬、同じような理由で単騎逃げしかできない馬。

 そういう個性派にはチャンスはめぐってこない。

「現代の日本のG1はそういうもの」と言われてしまえばそれで終わりだが、展開や騎手のカケヒキ、騎手の作戦を楽しんでいる私には正直もの足りない。


 イクイノックスの魅力を引き出すためにパンサラッサが果たした役割は大きい。

 強い逃げ馬がいるとレースが格段に面白くなる。鮮やかになる。

 そして逃げ馬がハイペースを演出すれば、キレキレの追込み馬たちが、目のさめるような脚で他馬をアッと言う間に抜き去っていく爽快感を味わえる。

 ベットする人たちにとってもそれは好都合ではないか。

「優等生馬が勝ち続ける競馬」は馬券の魅力も削いでしまうだろう。

 もしこんな競馬が続けば馬券の売り上げはジリ貧になっていくかもしれない。

 20年前の地方の公営競馬がそうだったように。


 血統の話にもどればキズナ産駒優勢が決まるのか、カナロアが踏ん張るのか。あるいはスワーブリチャードか。

 いずれにしてもスピードとキレに欠ける血統を持つ馬は今の日本の競馬には向かない。

 それでも「内国産国内調教馬で凱旋門賞を」という声を聞く。

 それが「日本競馬の夢だ」と。

 いまの血統の馬産を続けていってほんとうにそれが可能なんだろうか?

 
 我が世の春を謳歌しているだろう、大牧場、育成場、大馬主、有名共同所有クラブ。

 それらが協力して資金がある今のうちに、ロンシャン競馬場のコピーコースを日本のどこかに作ってみてはどうだろうか?

 路盤、芝の質、アンジュレーション、コーナーのアール、できるだけ近づけたシミレーションコース。

 そこでデビュー前から調教、模擬戦を行う。もちろんデビュー後も。

 そうしてヨーロッパの大レースに向いた素質を持つ若馬を見つけ出し、鍛え上げ、二歳、三歳時から現地のレースに出走させる。

 そうすれば内国産馬に新たな血統の潮流が生まれ、それは日本の馬産に新たなジャンルを生み出すことになる。

 馬産全体を益するものになる。

 もちろんこれにかかる資金は莫大なもので、レースの賞典金だけで賄えるものではない。

 ビジネスとしてなりたたないし、実現は困難だろう。

 ただ「夢」を語るならそんな途方も無い「夢」も私は想像してしまう。

 そんな日本の馬を見てみたいな、と。




 

 
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ダイヤモンドステークス

2024-02-13 | 蜻蛉房だより
 近所のしだれ梅が花ほころびはじめた。

 毎年梅が咲くと「ああこれからすこしずつ暖かくなるのだな。やれやれよかった」と思う。

 今週の土曜、東京競馬場でダイヤモンドステークスが行われる。

 毎年ダイヤモンドSの週が「寒さの底」というのが私の感覚。


 学生時代。

 ダイヤモンドSの週は期末試験の直前で学生仲間の部屋に数名でかわるがわる泊まり込みでレポートを書いたり過去問を解いたりしたものだ。

 得意な科目のレポートを替え玉で書いたり・・・・・・

 そのほかいろいろと小悪事を働いて単位取得を目指した。

 不思議なもので自分の部屋で書いたレポートの内容はほとんどおぼえていないが、その「合宿部屋」で代筆したレポートは記憶に残っている。


 
 毎年この時期になると思い出す、府中の長距離戦にまつわる記憶だ。

 レースの時期や開催場が変わるとそういう風情がなくなる。

 競馬ファンならわかる季節とレースにまつわる思い出。

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完熟黒バナナカレー

2024-02-06 | 蜻蛉房だより
 完熟黒バナナカレーを30数年ぶりに食べた。

 近所に住んでいた友達、H君。

 彼の父君は一流の老舗ホテルで修行した人で、当時は大手電気メーカーの社員食堂で料理人をしていた。

 H家の風呂が壊れてしまったため、三日間ほど我家の風呂を貸してあげたことがあった。

 彼らの風呂が修理完了となった次の日、H君の父上が「お風呂のお礼に」とお手製の「真っ黒になるまで熟したバナナ入りのビーフカレー」を持ってきてくれたのだ。

 レシピと一緒に。

 そのカレーはいままでに食べたことのない豊かな味わいだった。

 H父が修行したホテルのマカナイで出されていたものだったそう。


 そのカレーをもう一度食べたくなり、レシピを思い出した。

 ハウスジャワカレーを使うのだが、「一週間ほど熟成して皮が真っ黒になりほのかにアルコール臭がするくらいのバナナ」と「ジャム状になるまで炒めたタマネギ」を入れることが必須なのだ。

 当今「炒めタマネギ」はアルミパックで市販されているので、バナナだけじっくリと時間をかけ準備すれば簡単に作れる。

 40年ぶりに作ってみたカレーは、Hシェフが作ってくれたカレーにはおよばないけれど、なかなかのものだった。




 
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ネット亡国

2024-02-01 | 蜻蛉房だより

  難病患者に対する嘱託殺人のネット記事を読んだ。

 ALS患者を死にいたらしめた医師が殺人罪に問われている裁判だ。

 訴えられている医師は「医療費を食い潰す老人や障害者は殺すべき」という考えを持っていると伝えられていた。

 一般人のコメントを読んだがこの医師の持ついわゆる優生思想を批判するものがあまり見受けられなかった。

 まずそこを問題にすべきなんじゃないのか?と思ったがそうでもないらしい。

 またこの医師を「安楽死」の実行者として擁護する意見が多かった。

 いつもの「法を犯してるんだから絶対に悪」という意見を述べるアホが少なくて驚く。

 いつもあんだけ「法は正義」とかいきまいてるじゃないか。

 あの元気はどこ行った?

 違法薬物事案なんかではウヨウヨわいて出てくる「悪法といえども法は法」というもう箸にも棒にもひっかからん愚民。

 彼らが出てこないところにネットコメントの闇の深さを見る。

「ああコイツらって根の深い洗脳をくらってるのか、はした金のためにコメントしてんのか」という疑いは私のなかで強まるばかりだ。

 SDGSだジェンダー問題だ温暖化だ隣国が攻めてくるだチョウチンだ。

 みんなカネ儲けのためなんじゃないの?

 それともだまされてるの?

「長生きなんてするもんじゃねーなあ」と思うのはこういうときだ。

 野生動物は自分の死に方なんて選べない。

「人間様」は「動物」よりも上等だから自分の死についてあれこれ考え、望みをかなえられる特権を与えられてる?

 それともそれは人間の傲慢か。

 実は人間なんて他の種からしたらゴミみたいなものかもな。


 
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佐賀の酒「能古見」

2024-01-03 | 蜻蛉房だより
 今年の正月はこのお酒にした。

「のごみ」が読み方。

 友達が教えてくれた佐賀の酒。

 香りが良い。

 福岡に能古島があるけど、やっぱり「残る」っていみなんだろうか。

 今年一年がよいものでありますように。



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2023年の山笠 飾山

2023-07-12 | 蜻蛉房だより
 2023年の飾山

 今年も飾山が見られてよかった。

 これ作るのにどれくらい時間がかかるのかな。

 博多駅前 表


 新天町 表


 新天町 見送り 今年もサザエさん



 ソラリア 表 矢が宙を飛んでいる、カッコイイね。


 ソラリア 見送り
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端午節の粽子(ちまき)

2023-06-24 | 上海201X



 端午節はちまき。粽子(Zong4zi)

「中国語の先生のおばあちゃんが作ってくれた粽子、おいしかったなあ」とカミさんが言う。

 僕はモチ米が苦手なのであんまり食べないけど、それは食べてみたかったな。

 通年でちまきを売っている専門店もあるほど、上海ではポピュラーなモノだ。

 中国、ちまきとくれば屈原の故事になるけど。

 子供の頃からも聞かされまくったので書かないよ。

 2010年代 上海の街角

 
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医学部では教えない

2023-06-18 | 蜻蛉房だより
 日本の医学部では「死ぬこと」についてほとんど教えないらしい。

 医学とは人を「生かす」ためにあるのが建前なのだろうが。

 ただ多くの人が死ぬにあたって医師の世話になるんだから、「死について」は最優先で教えるべきだ。

 当たり前の話だが人は誰でも死ぬ。

 死ぬことは本当に人間の最後の大仕事で、「近いうちに死にますよ、あなた」と言われてからでは遅すぎることが出てくる。

 意識のなかから「死」を追い出して生きているうちはわからないことが『近いうちに死ぬ』」ということを前提に生活しだすとわかるようになる。

 そういうことを前もって教えてくれる人がいればよかったな、と思う。

 かっこう良く言うなら、「死を語らずして生を語るべけんや」かな。



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テキサスロックンロールスシ&バー

2023-04-19 | 諸国つれづれ
「テキサスロックンロールスシ&バー」

これを単語に分けて、それぞれの単語から思い浮かぶものを想像してみてほしい。

「テキサス」

「ロックンロール」

「スシ」

「バー」

 そして全てをつなげて音読してほしい。

 「テキサスロックンロールスシ&バー」

 この組み合わせは絶対に「ワザと」だ。

 そしてこの店名を思いついた奴は限りない天才だ。

 そうとしか思えない。

 僕はこのシュールな混沌のとりこだ。


 ハワイの情報雑誌で他のレストランと同列に紹介されていて、もうそれが悪い冗談としか思えなかった。

 アメリカン料理「チャックス ステーク ハウス」うん、うんチャックさんがやってんのね。

 イタリアン料理「アランチーノ」そうだよね。ボンジョルノ。

 日本料理「弁慶」うんうん。まあ高級和食だとやや「?」はつくけど居酒屋だったら「弁慶」はありだよね。

 アメリカン料理「テキサスロックンロールスシ&バー」・・・・・・オーイエーロックンロール!アイウォントスシ!レッツ・ゴー・クレイジー!

 悪い冗談でしょ?

 行きましたよ、もちろん。

 ワイキキハイアットの一階か地下だったと思う。


 
 ベースボールキャップをかぶった白人のお兄さんが寿司を握ってくれる。

 僕らはローリングストーンズのライヴ映像と、NFLの録画映像を交互に鑑賞しながらクアーズで「スパイダー・ロール」や「ザ・キャタピラー」なる巻き寿司を堪能した。

 さんざん「ウソ寿司」を食べ終えてお姉さんに「チェック、プリーズ」したら、派手なラメいりTシャツのウエイトパーソン女性は、

 「あなたがたまだ『ディナー』を食べてないじゃない。ステーキかBBQはどう?」とのたまわれた。

 いや、もう腹いっぱいですから。

 これはもう今から20年以上前のお話。



 いまでこそ日本で「カリフォルニア・ロール」やら「レインボー・ロール」やらを食べられるようになった。

 ただ2000年代初頭にはまだそういう寿司が日本では食べられなかった。

 だからハワイに行ったらかならず一回は「ウソ寿司」を楽しんだ。



 もう世界のいろいろな街にウソ寿司屋はあるし、ウソ寿司屋のレベルが上がってしまって「なんじゃこりゃ」っていうブッ飛んだお店はない。



 

 
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