子どもと大人の価値観がとても違うなぁ、と当たり前ですが思うことがあります。
子どもってただ今が楽しい、興味がある、面白い、で行動していきます。行動を起こす前にちょっと立ち止まる子もいますけど、基本的にはすべてが「遊び」ですし、「遊び」から始まります。
これをやれば大人になってこの力がつくとか、楽だとか、そんなことなんて考えていない、です。
でも、様々な勉強をしたり、社会の価値観を身につけるようになると、「役立つ、役立たない」「損、得」「楽する、苦労する」といった価値観で行動することが多くなります。
もちろん大事なことですけれど、暮らしを楽しくするためにちょっともったいない、と思ったりします。
つい、前の冊子「イクメンの素」も「役立つ」なんて言葉を入れてしまったんだけど、なんだかわからないけど面白そう、という基準を入れていくと結構大人でも楽しいことが始まります。
ただ、私はいつもこの「面白そう」に反応しすぎるきらいがあってちょっと失敗を(たくさん物事を抱えすぎ)する時があります。
ということは、世の中「面白いことがありすぎる」ということになるのでしょうか。
ある人が「新井さんって、興味があるものには目の色が変わるよね。でも興味のないものにはぜんぜん違って目が死んでる」(笑)
と言われたことがあります。
当たっているのでおかしかった。
ということで、私があまり面白くない、と思っても、子どもや若い人たちが興味を持って面白がることには「なぜだろか」と観察をかかせません。
人から見れば私は相当変わっているらしい。
ご飯と同じようにココロにも栄養がいかないと人は生きてはいけない。
新井 純子