見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
難しくね…?
ティルダ・スウィントンとイドリス・エルバってだけで「見たい!」と思っていたのだけど、色々忘れてて上映終了間際になってしまった。
設定としても「旅行先で買った小瓶から魔人<ジン>がでてきて願いを3つ叶えるという。しかし持ち主の女性は願いはないといい、かわりに魔人の物語を聞く」という、ある種のお約束やぶり的展開。
しかも舞台はホテルの一室でのやりとりがほとんどで、その絵面はさながらメンタルカウンセリングのよう。
こういうワンシチュエーションのお話は結構好きかもしれない。「ザ・プレイス」とか「ザ・ギルティ」とか。
ワンシチュエーションとはいっても、映像としてはジンの物語が3つ分挟まるんだけど、こっちがまたすごかったですね。
それぞれで一本映画作れるんじゃないかってくらい濃厚で豪華でした。
しかし、この映画の後半、アリシアが「これまでの女性のように私を愛してほしい」という願いを叶えてから、個人的に(ここ大事)、よくわかんなくなっちゃった。
「よくわかんない」っていうのは映画自体が面白くなかったってわけではなく、文字通り、説明らしい説明がなく(もしかして見逃した?)、どうしてそうなってる?っていうのが多かった気がしちゃいました。
まぁ、ジンの魔力のせいですっていわれたらそれまでなのかもなんだけど。
結局のところ何が言いたいっていうのも、正直上手く掴めていないんですけど、「人の感情がわからない、物語の中ならわかる」と言っていたアリシアが、物語のような恋や愛情をジンに願い、現実で誰かを愛することができたのも、強烈な愛の「物語」があったからなのかと思うと、テクノロジーが発達した現代でも物語はまだ捨てたもんじゃないよな、ってことなのかなぁと。
個人的にはわりと好みな映画だったのでした。
ソロモン王の演奏シーンみたいなの好きでした。
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