ドッグマン

見てきました。


※ネタバレ注意


※ネタバレ注意



※ネタバレ注意
久々に心臓どきどきした。



いや、なんというか、人間て複雑なようでめっちゃ複雑すぎて全然わかんねーわ。


裏切られた男の復讐劇なのか。

自分を犠牲にして正義(？)を執行した戦いの物語なのか。


多分どっちも違う気がする。




マルチェロとシモーネの間には何があったんだろうか。

なんでマルチェロは投獄されてまでシモーネを庇うのか。
結果、町の住民には嫌われ、居場所すらなくなりかけていたのに。

やさしい父親であり、気さくな町のドッグトリマーであり、フットサルで汗を流す仲間もいる男が。



最後の展開がまったく読めなくて、シモーネに家で作戦の説明してるあたりから、すんごい心臓どきどきしてた。

というのも、個人的に一番えぐいなって思う展開が、シモーネをあの檻で「飼う」展開だったから。

だから、檻に隠れて～って説明したあたりで「ぅぁ」って心の中で思いました。
そしたら本当に入っちゃうし。
「ぅぁ」



からの鎖だったから。
「ぅぁ」



マルチェロもハイになっていたからこその大胆な行動なのか、本気であそこまでやろうとしていたのか。


最後の幻覚(？)からの無言のエンディングはどうしたらいいんだ。
理解できないマルチェロの感情と起きてしまった事実と静かで穏やかな朝焼けといつも通りのジャックと、全部をまぜこぜにした余韻が、環境音だけのエンドロールにのせてやってきます。ひたすら心がざわつく。


パンフ読んでレビュー見よ。