~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

ギルティ

2019年04月06日 15時58分00秒 | 映画
見てきました。



※ネタバレ注意

※ネタバレ注意


※ネタバレ注意

※ネタバレ注意

得も言われぬ感情が喉元まできてるけど、表現できずに残っているような。



なんていうんだろうか。





アスガーは、今回の件で、自分の内のヘビを取り除くことができたのか。

最後にかけた相手は誰だったんだろうか。
パトリシア?マチルデ?ミケル?ボス?
それとも出頭?


通話越しの声や音でしか状況を把握できない環境を、視聴者にも共有することで、アスガーへの感情移入がこれでもかとできました。


勇気を出して救援を求める声、幼いながらも母親を信じ助けを乞う声、思い通りに動いてくれない警察の声、つのる焦り、繋がらない電話。


勘のいい人なら、途中で真相を予見することはできると思うけど、そこまでのプロセスを経ていざその真実を突きつけられると、かなり重い。

アスガーも、一応は警察官だからか、子供や助けを求める相手への対応のしかたは素晴らしいと思う一方で、今の環境がそうさせているのか、やや気が短いところがあるのが人間臭くてよかったです。

本人は本人で、死ぬ必要のなかった若者を自分の手で故意に殺してしまった。
その裁判のために、恐らく本職であった現場から、緊急ダイヤルの電話番へ懲戒の人事異動中らしく、まあ本人の性格とは合わない部署にいるんだろうなって。


具体的な話の過程がなくても、同僚に謝罪したりとか、ボスとのやりとりとかでわかる演出は割りと好き。


最後に、無事に保護できたことを知ったときの表情は、どんな感情だったんだろう。


面白かったです。
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ザ・プレイス~運命の交差点~

2019年04月06日 12時46分00秒 | 映画
見てきましたー。



※ネタバレ注意

※ネタバレ注意



※ネタバレ注意

面白かった。


「運命の交差点」という副題は珍しく上手いなって思ってしまった俺は、相変わらずチョロい男。


あの分厚い手帳には、何が書いてあって、あの男は何をたよりに依頼人に提案をしていたのか。

ものすごく気になる。


部分的に四角く囲ってそこから矢印で別の囲いに線引いてたりしたから、何かしらの規則性にしたがってたような気はする。

すごく気になるけど、謎。



そして、依頼人たちもまあ様々で。

爆弾仕掛けのおばあちゃんが、絶妙に狂ってる感じ怖かった。最後の方の開き直って爆弾持ってきたとことか。

幼女ボディガードおじさんも、最初の自信のなさMAXみたいな人柄が、エスカレートしていったのも怖かった。

神様お姉さんも、最初の信心深い印象から、だいぶ女性的な雰囲気にかわってました。

他にも、盲目ヤる兄さんとか、幼女◯すおじさんとか、キレイになりたい強盗女とパパ嫌い彼氏とか、不倫姉さんとか、真面目に不真面目警察とか、とか。


最初こそ、「あーそんな感じで進むのね」だったけど、幼女の情報をサラっと渡した辺りから「おや……?」となって、グリーンアップルとかで「ええぇ、どうなんの」と、制作者側の思うつぼだったと思います。


契約の達成未達成もなかなか面白かった。
パパ嫌い彼氏にお父さんが好きと言わせるのも、上辺だけだと意味がなかったり。
幼女を守る任務と殺す任務を同時にやらせるけど、任期があったりとか。

幼女◯すおじさんのは「いいの?」って思ったけど、いいのかね。
個人的には、エスカレートした幼女ボディガードは自業自得だし、幼女◯すおじさんは任務達成が認められて良かったねだし、で好みの展開だったけども。

男のほうが「結果人が死ぬとは言ってない」的なこといってたから、彼が認めればOKなのかね。
それとも、その辺も何か違う、判決を下す存在みたいなのがいたのか。


結果、おばあちゃんも自分の過ち(?)に気付いたし、パパと彼氏は仲直りできたっぽいし、そのへんはいいよね。
盲目さんとお姉さんは、なんか狂い始めってところで二人の物語は終わり。盲目さん普通にガタイよくて怖かったわ。
不倫姉さんは、あれも自業自得なのか……?


まぁ、それよりもなによりも、あの最後よ。

途中で「あの男も何かの契約のために、あの店でずっと依頼を受けているのか」って思ったけど、実際そうだったのかな。
アンジェラは何者なのか。名前の通り天使だったのか。

久々に、感想交換したい映画でした。
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