~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

ふむふむ

2019年02月06日 16時01分11秒 | 思いつき
メゾンドポリスの一昔前のドラマみたいなオープニング好き。

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十二人の死にたい子どもたち

2019年02月06日 00時02分00秒 | 映画
見てきました。


※ネタバレ注意!!!



※ネタバレ注意!!!

終わりの展開に関しては「まぁ、そうなるよね」って思ったけど、割りと面白かったですよ。


登場人物の誰かに感情移入できた人なら、なにか得るものがありそう。その逆もまた然りとも思いますが。

個人的にいいキャラだったなって思ったのはゴスロリのミツエ。
見た目はあんな感じだけど、人一倍気を使える子だなって。興奮すると訛り?がでちゃうとこもよかった。

それに対するリョウコもよかった。それぞれが対の立ち位置で、それぞれの主張があって、どっちの言い分も理解できる。上手いなあって。

自分達はミツエ側の人間だから「死にたいなんて思わないで!」って思えるけど、反対のリョウコの立場は、そちら側にならないとわからないことをハッキリと(あくまでも劇中のキャラクターの話ですが)言い切ってくれたことには清々しさを感じました。望むと望まざるとに関わらずそういうこともあるよな、と。

アンリの主張も哀しさがありましたね。ひ弱だった自分と、守れなかった弟と。なんのために存在したのか。
少し前に見た「ミスター・ガラス」でも「もっとも恐ろしいことは自分の存在意義を失うこと」という話題もあり、それに通ずるような気もします。

でもそんな自分の生を否定していたアンリも、タカヒロにはなんとなく優しい感じがしました。
屋上でのシーンで、タカヒロの吃音にたいして謝ることではないといっていたし、治らないのは薬のせいなんだからやめてしまいなさいとも。もっとも、母親絡みだったから過剰に反応したのかもしれないけど。

メイコは問題児だったなあ。そして一番辛そうだなって最後に思った。たぶん死ぬのも怖かったんじゃないかなって。
ここもっと掘り下げてもよかったなあ。たぶん一番信頼していた父親に、自分は認められていたって思っていたのに裏切られたりしたんだろうなって。もともと依存心が強そうだったから尚の事傷ついたろうなって。
あれだけギャンギャン吠えていたのも、突っ張って自分をごまかそうとしてたのかなって思いました。

でもノブオにはちゃんと謝ってね。あれ絶対鼻の骨折れてるから。頭も怖いから。



ユキの「いっぱい苦しんだんだから、楽になっていいはずだから」に対してのシンジロウの「回りが精一杯生かそうとしているから、そんなことは言えない」というのはなんだか説得力あった気がする。

マイは正直もっと重いことが理由かと思ってた。途中の告白で「エイズかな?」って思ったり、ヘルペスのときも「下に出来たかな?」って思ったら口唇だったみたい。それでも彼女にとっては、命の決断を迫られるくらい大きなことだった。そこに病の大小もない。これ大事ね。


トリックは割りと難しかったし、それでもテンポよく進んでいたからよかったと思います。

書いてたら割りと面白かったなあって思ってきた。

邦画あんまり見ないけどこれは面白かった。
コメント (2)
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