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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『イル・ポスティーノ 』

2009-07-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『イル・ポスティーノ 』。

製作国 : イタリア=フランス 1994年
配給 : ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン配給
キャスト:マッシモ・トロイージ、フィリップ・ノワレ 、
     マリア・グラッツィア・クチノッタ、リンダ・モレッティ 、ロナート・スカルパ
ナポリ沖合の小さな小島を舞台に、貧しい純朴な青年が、
島を訪れた詩人との友情を通して人間として成長していく姿を、
温かくユーモラスに描いた感動編。

皆さん、皆既日食はいかがでしたか?宇宙の神秘ですよ~。
でも、現実は仕事に追われてそんなの構ってられません。。。。

さて今回は、そのアプローチでいんですかい!って作品です。
実在したチリの偉大な詩人パブロ・ネルーダをモデルにした内容。
彼の郵便を担当する仕事についた主人公は自作の詩をパブロにみてもらう。
またパブロから隠喩を教えてもらい、恋の手ほどきまで。
そして穏やかや日々が続いた後、パブロは追放されていたチリへ戻ることができる。
嬉しく思うパブロとは反対にさみしい思いにふける主人公。
さて2人の友情はいかに・・・!

確か同名の作品がありましたよね?サンドラ・ブロックの。
そうかと思って見たんですよ。
そしたら、なんとも、まぁ、貧弱そうな目のデカい男がでてきましてね(笑)
それが主人公だってから、「マジ!」ってなもんですよ。
主人公を演じたマッシモ・トロイージ、その後他の作品では見ないと思ったら、
この作品を撮り終わった12時間後に41才の若さで亡くなったそうな(!)
命をかけた作品。
・・・・・で、それなのに悪いんですが(笑)
主人公の一目ぼれの相手が、またこれがバリバリの高嶺の花なんですわ。
無いものねだりとはよく言ったもので、
なんでそんな派手な女性にクラクラいっちまったのかいな、って感じの女性。
しかも出会いはそれでいいの?
それってOKなの?
って不思議現場発見!ですよ。
・・・まあ、いいですけどね。

パブロ役は『ニューシネマパラダイス』のフィリップ・ノワレ。
2人のキャラ設定が対象的な雰囲気が良かったです。

この作品、この年のアカデミーでは外国映画でありながら5部門にノミネートの逸材。
それに、その年のキネマ旬報外国映画ベストテン第1位。
素晴らしい作品なワケですよ。
構成はイタリア制作なだけに、イタリア時間?ってくらいゆったり。
最後はとてもジーンときました。

生き甲斐ってなんだろう?
友情ってなんだろう?
愛、ってなんだろう?
って、感じている方にオススメです。