HAZAMAN'S WORLD WEBLOG

自分が描く絵のことや、日々の暮らしの中でふと気付いたことなど・・・・

いまさらですが、追悼ミック・カーン

2011年08月30日 | Weblog
ティーンエイジャーの頃に特に顕著だったのですが、聞く音楽や読む本など、周囲の同世代が好むものを嫌う傾向がありました。「そんなもんつまんねぇよ」と、はすに構えていたんでしょうね。そんな困ったちゃんなガキが中学生の頃にはまったバンドがJapanです。
たまたま、当時土曜日午後2時ごろから放映していたテレビの洋楽番組で見たのがきっかけだったのですが、前奏もなければ歌手(ボーカル)は歌いながら椅子に座っているし、ドロドロした演奏の曲は尻切れトンボで終わるわで、当時甘ったるい雰囲気の歌謡曲が大嫌いだった僕のハートは一瞬で鷲掴みです。
<Japan Ghosts>


一番好きだったのはやはりボーカルのデビッド・シルビアンだったのですが、色々聞き込んでいくうちにどうもこのバンドのベースの音に自分が反応しているんだなぁと、思うようになりました。ベースマンは、そう、今年の1月の亡くなったミック・カーンです。ヴィジュアル的には受け付けないのですが、フレットレスベースで延々うにうにとうねる音に痺れていました。好きな1曲をあげるならこれでしょうか。
<JAPAN TALKING DRUM>


これもお気に入りの1曲。これだけでご飯3杯いけます。
<Japan - Gentlemen Take Polaroids>


次の曲は割りと初期の曲なのですが、後期のライブではこのバージョンに近いもので演奏しているときが多いように思います。そして、長い分なんとも言えないベースラインを存分に堪能できます。
<Japan - Life In Tokyo (Extended Disco Mix)>


たぶんなのですが、もしミック・カーンのベースがもっとファンキーだったなら、当時ぶいぶい言わしていたデュランデュランみたいな爽やか路線になっていたかもしれない・・・などとありもしないことを想像してしまいます。
また、自分が以前友人の詩人とのコラボレーションでけったいな作品を作っていたことを思い出すと、もしかしたら自分の原点ってこんなところにあるのかなぁとも、改めて思ってしまいました。一生このままですかね。。。。

最後の曲はデビッド・ボウイのカバー曲で、ミック・カーン生前最後の録音かもしれない曲だそうです。
ミックらしいうねるベースラインです。
ご冥福をお祈りします。
<Mick Karn - Ashes To Ashes - a tribute in memory>