時々、鉄やマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが不足する人がいるが、不足する原因は生物が土壌から取り込んだそれらを二次的に摂取することにあるかもしれない。
それらのミネラルは地殻に多く含まれており、特に鉄は地殻の重量の5%を占め、酸化鉄の形で地表に遍在していて、酸化鉄が胃酸に溶解することによって鉄イオンとして吸収されることを考えると不足したらおかしい元素である。
またカルシウムも近くの重量に占める割合が約4%前後であるので不足する可能性は直接土壌からミネラルを吸収すればありえないはずである。
世界には土を食べる習慣がいくらかあるのだが、日本ではアイヌを除いて基本的に行われなかったようであり、もったいないことをしていたのかもしれない。
土壌には寄生虫や有害な細菌類がいる可能性がありそのままでは安全とは言えないわけだが、重金属が多量に含まれていなければ色が変わるほど焼けば心配はなくなり、灰による強いアルカリを何かで中和すれば人が飲んでも安全に近いはずではある。
アルカリ成分を洗い出せば無色無臭であるわけで豆腐を食べたりする日本人が利用しても不思議ではなかったと私は思う。
カロリーのある食物からミネラルを取ろうとすると大食いになってしまうので、土を食べてミネラルを摂取するダイエット法などありえなくもない気がする。
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