四苦八苦してでも、人は生きる。
どれほど見苦しくあろうとも。
けれど、必ず人はいつか死ぬ。
お気に入りにしていた方が、一ヶ月ほど前に亡くなっていることに気がついた。彼の、最後になってしまった日記には、幾つもの悔やみのコメントが並んでいた。
しばし呆然。
インターネットを始めた頃から、彼のHPのファンだった。残念ながら、そのサイトは閉鎖になってしまったけれども。某SNSで彼を見つけたときは、そりゃあもううれしくて。
その彼の死。面識もなく、言葉を交わしたこともないけれど、あまりに突然のことで、とてもやりきれない気持ちになった。
南無、合掌。
だれもが、隣り合わせに横たわる死に気がつかないふりをしているだけなのかもしれない。死はとても身近なものなのに。けれど、だからと言って、常に死を意識して生きることなど不可能だ。
とにかく前向きに生きるとすべえか。
四苦八苦しながら、だなあ。
ええい。なんて思うがままならぬもの。