ハルナツアキフユ 

転移性悪性黒色腫(メラノーマ)と診断された夫のことや
巡る季節の中で思うことを綴っていきます。

8/21 はじめての新薬オプジーボ治療

2014年08月22日 | 悪性黒色腫(メラノーマ)


8月21日にオプジーボ治療を始めることになって
予定していた8月のアメリカ行きをキャンセルするかと思いきや
期間は短縮しましたがしっかり行ってくるところが夫らしいところです。
サンフランシスコで学会に出てから
ナッシュビルに住んでいる息子とヨセミテなどの国立公園を回りました。
私も娘も行けませんでしたが
父と息子の絆を一層深めて実のある良い旅になった、
大人同士、男同士、いろいろなことを語り合ったと、嬉しそうに報告してくれました。

今回は20日に入院、21日点滴治療、22日退院という3日間の入院になりました。
時差ぼけが少し残っていながらも睡眠もとれており体調は良好。
血液検査等で問題になるところはどこにもなく
21日にオプジーボの点滴ができることになりました。

さて当日、
残念ながら私は仕事がどうしても休めず
そばにいることはできませんでしたが
すべて順調にいったようです。

治療の1回目ということで
本来なら日帰りで化学療法室で行われるだろう点滴も
今回はベッド上で行われました。
N先生、防護服を身にまとった看護師らによって
すべてがスムーズに進められる中
夫は不安になることなく安心して臨めたようです。

最初に抗アレルギー薬を点滴投与し
その後、140mg(体重×2mg)のオプジーボを点滴投与しました。
その間、心電図モニター、SPOモニターがずっと装着されており
体調や気分の変化を頻繁に確認しながら進められましたが
夫は、気分が悪くなるなどの体の変化はまったく感じられず
自分の体の中に入っていくオプジーボの点滴液を眺めながら
「タイミングよくこの治療を受けられるようになって
ほんとうにありがたいことだ。」と、思ったと言います。

点滴は時間にして1時間半程度でした。
その後も体調には変化はなく
静かに過ごしていたようです。

私が到着したのは夕方ですが
見た目も、まったく変化なしで
ほっとひと安心しました。

夜にはT先生も来てくれて
次回の点滴、受診は9月11日となりました。
先生は「それまでの間、何かちょっとしたことでも変化があったらすぐに連絡してください。
体調を万全にして免疫力が落ちないように!感染症には十分気をつけてくださいね。」と。

しばらくは自宅で療養です。
(自宅にじっとしているとは思えませんが)
次回の点滴治療の日まで
しっかりと健康管理して
毎日の人参ジュースや良い食事で
闘っていきたいと思います。