あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

ツボの話 こんなツボご存知ですか?

2020-10-30 22:09:00 | 健康・病気
こんにちは。急に朝夕の冷え込みが強くなってまいりました。
いよいよ、明日からは明け方ぐっと冷え込んで、来週からは寒くなるようですね。
皆さま、冬支度はじめておられますか?

毎週金曜日は「ツボのお話」
今日は、どなたにも絶対に探せるツボ「神闕(しんけつ)」をご紹介させていただきます♫

さて、どなたにも簡単に見つけられるとはどういうことでしょうか?
ここから指何本分とか、骨のでっぱりの下とか上とかそういうものではなく

「おへそ」です‼️

そう!おへそはツボなのです!
「神闕」の「神」は計り知れない変化という意、
「闕」は重要なところの意、
つまり「神闕」は計り知れない効果のある重要なツボということで、古来「養生」に用いられてきました。
また、冷えたものの過食や寝冷えによる腹痛・下痢の軽減にもよく使用されています。
臓腑の調子が良ければ、気血をよく産生します。
すなわち体に元気を供給してくれることになります。
(毎日ライフ2004年4月増刊号より)

生まれる前は、すべてのものがここから出入りしたわけですから
まさに命の元ともいえますね。

こちらのツボに鍼をすることはありませんが、
特にお腹の冷えのある方にはおへそを覆うほどの大きなお灸を
すえさせていただくことはございます。
どの患者さまにも大変好評で、ポカポカと気持ちよく
眠くなってしまうほどですよ。

治療穴としても大切なのですが、
内臓を映す鏡としても診断の際に大変重要なツボとなってまいります。

理想は、つきたてのお餅のようなふっくらと弾力のあるお腹で、まん丸なおへそ!
七福神の布袋さまのような(一見メタボだと言われるかもしれませんが)お腹が理想です。

このおへそが、腹直筋の緊張などで縦長になっていたり(ストレスの多い方によくみられます)
便秘などで形が偏っていたり、どちらかに引っ張られていたりしていると
綺麗なおへそになりません。

我々は、このお臍の形も治療目標のひとつとしています。
治療後に、ふっくらとしたつきたてのお餅にまんまるのお臍!を目指して治療をしています。

みなさまも、ご家庭でできる簡単なヘルスチェックとして
お臍の状態を鏡で時々チェックしてみてください。
おへそだけでなく、お腹全体が温かく冷えていないことも大切です。

これから冬に向かい、冷えやすくなりますが
お臍を中心とするお腹を冷やさないように心がけていただき
寒い冬を元気に乗り切っていきたいですね!

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